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もしラグビーで日本が金メダルをとったらどうなる?

2016 10/27 18:11
ラグビーボール
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Photo by dean bertoncelj/Shutterstock.com

15人制ラグビーのワールドカップでの大金星と、7人制ラグビーのリオデジャネイロオリンピック種目決定で注目を集めているラグビー。日本ではまだまだ認知度の低いラグビーですが、もし、日本が金メダルをとるようなことがあったとしたら、どのようなことが起きるか予想してみました。

日本のラグビーの現状

7人制ラグビーのリオオリンピック種目決定や15人制ラグビーのワールドカップでの大金星などで、日本でのラグビーという競技の注目度が高まっています。とはいっても、日本のラグビー人口やラグビーへの注目度は世界的にみた場合には高いとは言いにくいです。日本のラグビーの第一線である、トップリーグの選手たちの知名度や年俸なども、日本国内の他のプロスポーツの現状と比べても、決して恵まれているとは言えない現状です。

金メダルに近いといえる国はどのあたり?

ヨーロッパ勢や南アフリカ、ニュージーランドなどスター選手を数多く輩出している国々のラグビーの能力は高いです。そして、ラグビーをする環境にも恵まれているため、有力選手がでやすい状況にあります。
また、アメリカンフットボールの人気度が高くラグビー熱が低めのアメリカも、長くオリンピック種目として指定されるのであれば、もっと力をいれてくるであろうことは想像でき、強豪国となっていくことも想像に難くありません。その中で、日本がラグビーで金メダルをとる、ということは容易なことではありません。

リオデジャネイロオリンピックの種目に決定した7人制ラグビーって?

リオデジャネイロオリンピック種目に決定した7人制ラグビーですが、日本では知名度はあまり高くありません。
15人制ラグビーとの大きな違いとしては、7分ハーフの試合なため、競技時間が短く試合展開もスピーディーで、人数が少ない分、瞬発力やランニング速度が各自に必要とされるため、普通のラグビーよりも小柄な選手の活躍が期待できます。男女ともに競技人口が高いところがオリンピック種目に決定した大きな理由といえそうです。
スコットランドのメルローズという町で、十分な参加選手がそろわなかったため7人というぎりぎりの人数でできるラグビーを考え出したのが発祥です。

ラグビーが注目されたきっかけ、15人制ラグビーの日本の現状

2015年に行われた15人制ラグビーワールドカップで大金星を挙げ、注目を集めました。しかし、結果は一次リーグ突破ならず。とはいえ、現在の注目を維持、もしくは高められるのであれば、スポンサーがつきやすくなり、CMなどで選手を見ることも増え、結果選手の年俸があがったり、ラグビー選手を目指す子どもが増えたりということが予想されます。そうして、日本でのラグビーの地位が向上していけば、4年ごとに行われているワールドカップでもっといい結果を残すことも夢ではないと思います。
現に、ワールドカップで注目を集めたことにより、トップリーグで活躍する選手たちも注目をあつめています。そして、海外選手も加入することで、より高みで切磋琢磨する日本のラグビーが、より強くなっていくことができるでしょう。

もし優勝したら起こりそうなこと

もし、日本勢が7人制か15人制、どちらかのラグビーで金メダルをとれば、大手主要新聞社から号外の嵐が巻き起こります。そして、選手たちは試合後に国内外のマスコミから引っ張りだこになります。
そして、7人制ラグビーのオリンピック優勝であった場合は、国内リーグ創設やプロ化などの動きが見られ、15人制ラグビーのワールドカップで優勝した場合は、トップリーグで活躍する選手たちの海外リーグチームとの契約などでにぎわうことになります。そして、ラグビーという競技の人口が増加し、ラグビーをできる場所や、ラグビー部がある学校などの注目が高まることとなるでしょう。
首相官邸や皇居に呼ばれるような事態も考えられます。スポンサー企業は商品が売れたりセールをしたり、株価が上がったりと大忙しでしょうし、新規のスポンサー企業もかなり望めると思います。

まとめ

過去起こったことがないだけに、どれだけの騒ぎになるかは想像でしかありませんが、15人制ラグビーのワールドカップでの盛り上がりを見ていると、お祭り騒ぎか暴動かわからないレベルで日本列島が熱くなることは間違いないといえるとおもいます。