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外人選手が活躍する!日本ラグビートップリーグ

2016 10/17 10:21
ラグビー
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Photo by wavebreakmedia/Shutterstock.com

ジャパンラグビートップリーグは、16チームの全国の社会人の強豪が集まり、日本ラグビーの活性化を目指しています。2016年現在では、日本代表に10人の外人選手が選出されています。ここでは、祖国ではなく、日本で活躍する外人選手を紹介します。

日本で活躍する外人ラグビー選手

外人選手が、日本代表になるためには条件があります。「出生地が日本であること」、「両親または祖父母のうち一人が日本人であること」、「日本に3年以上継続し、移住中であること」のうち一つを満たさなければなりません。
また、幼い頃からラグビーを続けている選手もいるため、祖国ではなく日本を選び、活躍する精神面も必要となります。
日本代表の五郎丸歩選手は、そんな彼らを「日本を背負い日本のために戦う最高の仲間」と称賛しています。

「自分は外人選手ではない」 大和魂を持つホラニ龍コリニアシ選手

ホラニ龍コリニアシは、188cm、112kgのトンガ出身の選手です。彼の伯父も元日本代表のラグビーです。しかし、彼は、16歳のとき日本に留学するまでラグビーの経験はほとんどなく、吹奏楽でトロンボーンを吹いていました。
日本でラグビーを始め、2007年に日本国籍を取得しました。日本で成長することができたため、外国人だと思っていないそうです。日本で戦うという思いから左腕には「大和魂」のタトゥーがあります。

トップリーグの勝利へ貢献! クレイグ ウィング選手

クレイグウィングは、182cm、90kgのオーストラリア出身の選手です。もとは13人制のラグビーリーグの選手として活躍していました。2002年のナショナルラグビーリーグ、2003年のワールドクラブチャレンジで勝利へ貢献しました。2010年、15人制のラグビーユニオンでのプレイを希望し、ジャパンラグビートップリーグのチームに入団しました。2012年に他チームへ移籍すると、ユニオン初キャップ試合で逆転のトライを決めるなど勝利へ大きく貢献しました。

みんなが認めるラグビーMVP選手! トンプソン ルーク選手

トンプソンルークは、194cm、110kgのニュージーランド出身の選手です。彼の父も、もとカンタベリー州代表のラグビー選手です。しかし、彼自身の幼い頃はサッカーに夢中で、ラグビーを始めたのは13歳の頃です。
ラグビー選手としてのキャリアは遅いですが、その実力はすぐに認められ、各代表に選出されました。来日直後はすぐにニュージーランドへ戻る予定が、日本人や文化に魅了され、日本国籍を取得しました。
長い歴史を持つ近鉄ライナーズにて初の外国人キャプテンを務め、ラグビーマガジンにおいて「読者が選ぶMVP」でダントツの票数を獲得するなど、ラグビーファンも認めるラグビートップ選手です。

ラグビーは常に100%!アマナキ レレイ マフィ選手

アマナキレレイマフィは、189cm、112kgのトンガ出身の選手です。16人兄弟の15番目で5歳の頃からラグビーを始めました。ラグビーの成功が家族のためになると信じ、トンガ代表になることを夢にラグビーを続けてきたそうです。しかし、京都府の花園大学からの勧誘により、2010年に来日し、入学しました。
また、日本代表のオファーがトンガ代表のオファーより早く、また、彼自身日本の仲間や指導者への感謝を形にするため日本代表を選びました。彼の口癖は、「練習も試合も100%」です。実力だけでなく、優しさや感謝の日本人の心を兼ね備えた選手です。

まとめ

それぞれの出身地を持つ外人選手が日本代表として戦う裏には、選手たちのさまざまな思いがあります。外人選手という枠にとらわれず、同じ日本を背負う選手たちが繰り広げるこれからのラグビートップリーグはとても楽しみです。