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プロレスで着用する自己表現のアイテムでもある衣装をご紹介

2017 2/9 09:26
リング,ⒸShutterstock.com
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Photo by cigdem/Shutterstock.com

プロレスラーにとって、衣装は自己表現をするための大切なアイテムです。 単に戦いやすいというだけではなく、コスチュームを見ただけで選手がイメージできるような印象を考えてチョイスしています。 今回はプロレスラーの衣装にスポットを当ててご紹介していきます。

プロレス定番の“ショートタイツ”と“ロングタイツ”系の衣装

まずはプロレスの定番の“ショートタイツ”と“ロングタイツ”系の衣装をご紹介します。
プロレスラーといえばショートタイツのビキニタイプがもっともポピュラーかもしれません。ジャイアント馬場選手、アントニオ猪木選手、長州力選手などもビキニタイプでした。理由としては、肌の露出が多く、ふとももの筋肉をアピールできるためと考えられます。たしかにボディビルダーもビキニですよね。 ロングタイツも定番で、肌の露出は少ないものの、デザインに自由度があります。
たとえば故・橋本真也選手は裾広がりのロングタイツを着用。オリジナリティにあふれており、選手の魅力をさらに引き立てました。

巨漢レスラーをイメージさせる“ショルダー系タイツ”の衣装

“ショルダー系タイツ”は、肩から胴にかけて、そして下半身のタイツと一体となった衣装です。 レスリング選手などもこの衣装ですが、プロレスでは巨漢レスラーに多く見られるコスチュームです。肩紐があるため全身の脂肪を引き締めやすく、筋肉を目立たせて動きやすくなる効果もあります。このコスチュームには両肩にかける形と片方の肩から斜めにかけるタイプの2つがあります。
ビッグバン・ベイダー選手、スーパー・ストロング・マシン選手、曙選手などのパワーファイターが愛用しています。

キャラクターをモチーフにした衣装の“全身タイツ”

タイツ系にもビキニやショルダーなどさまざまな形がありましたが、すべてを覆った“全身タイツ”の衣装もプロレスファンには人気があります。 キャラクターをモチーフにした選手などが着用することが多く、全身タイツに身を包んでリングに上がって戦います。代表的な愛用者は獣神サンダー・ライガー選手やキャプテン・ニュージャパン選手です。
デザインの自由度が一番高く、肌が露出しないため、覆面と同じく中の本人のイメージを消せるのが特徴です。そのため、マスクとセットのパターンが多いです。

半ズボンや長ズボンなど種類の多い“ズボン系”の衣装

タイツ系とは異なり、ゆったりとしたシルエットが印象的な“ズボン系”の衣装。ボクシング選手のようなスリットが入った半ズボンのタイプや、パンタロン風の長ズボンなど、種類も豊富です。
パンタロンは4代目タイガーマスク選手などが着用しており、蹴りなどの足技や空中殺法が得意な選手が着ると技の魅力が際立ちます。また、長ズボンやパンタロンなどは、レガースやニーパッドが隠せるといった特徴も。他にも、ブーツを使用するなどの派生形も多く、越中詩郎選手などが着用している袴風のスボンもあります。

プロレスにはまだまだある“特殊なタイプ”の衣装

一般的なタイツ系やスボン系などの他にも、プロレスにはさまざまな形のコスチュームがあります。あまりにも種類が多いため、ここでは“特殊なタイプ”として分類します。
特殊なタイプとしては、DRAGON GATE所属のKzy選手のつなぎの衣装や、メタル・ウォリアー選手が正体を隠すために着たオーバーオールが有名です。また、大仁田厚選手などが着用していたジーンズも印象的です。 他には、ビッグマッチなどでスーツを着用する選手もいます。どの衣装も個性的なものが多く、オリジナリティにあふれています。

まとめ

プロレスラーが試合で着用する自己表現のアイテムでもある、さまざまな種類のコスチュームをご紹介しました。 ビキニのようなタイツ系からパンタロン風のスボン系、そして全身タイツなど、種類は豊富です。 どんな衣装のレスラーが出てくるかという楽しみ方も、プロレスの醍醐味のひとつではないでしょうか。