「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

プロレス界のヒールユニット“鈴木軍”の魅力をご紹介

2017 2/9 09:26
リング,ⒸShutterstock.com
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by cigdem/Shutterstock.com

新日本プロレスから生まれた、鈴木みのる選手が総大将のヒールユニットである鈴木軍(すずきぐん)。 新日本やプロレスリング・ノアなどで活躍しており、極悪レスラーでありながらファンに愛されているユニットです。 そんな鈴木軍の成り立ちや魅力などをご紹介します。

“鈴木軍”の前身となった“小島軍”とは

まず“鈴木軍”を語る前に知っておきたい、前身となった“小島軍”の存在。2010年に全日本プロレスを辞めてフリーとなり新日本プロレスに参戦してきた小島聡選手は、真壁刀義選手からIWGPヘビー級王座を奪います。その後に新日本プロレスのタイチ選手が、小島聡選手を担ぎ上げ“小島軍”を結成します。
メンバーには東京愚連隊のNOSAWA論外選手やKAIENTAI DOJOのTAKAみちのく選手などを勧誘。真壁刀義選手や棚橋弘至選手などを相手に戦いを展開していきます。またヒール軍団の“CHAOS”とも抗争を繰り広げ、ヒールユニットとして実力をつけていきます。

クーデターから誕生した“鈴木軍”

2011年の5月に開催された福岡大会で“小島軍”のメンバーであった、鈴木選手とTAKA選手が結託してリーダーの小島聡選手にクーデターを起こします。
そして試合が終了したばかりの小島選手を追放、バックステージで“鈴木軍(仮)”と改名し新日本プロレスに対し侵略を始めることを宣言しました。その後に元WWEのランス・アーチャー選手を加えて本格的に始動。同年7月には“仮”だったユニット名を正式に“鈴木軍”と改名しました。

正式に“鈴木軍”として始動した極悪軍団としての歩みとは

クーデターから正式に“鈴木軍”として始動したユニットは、さらに極悪軍団としての歩みを始めます。直後の鈴木選手対小島選手戦では元リーダーの小島選手をマットに沈め勢いをつけていきます。しかし2012年には鈴木選手がIWGPヘビー級王座に挑戦するが失敗、天山選手と小島選手組のIWGPタッグベルトに高山選手とアーチャー選手が挑みますが敗北。
さらには同ユニットのタイチ選手とTAKA選手と間に確執ができ対決、「負けたら鈴木軍強制追放」というルールでしたがリーダーの鈴木選手が乱入し試合が無効となりました。その後はノアとの抗争などもあり極悪なイメージがさらに強くなりますが、それもまた“鈴木軍”の魅力のひとつになっていきます。

鈴木軍のボスである“鈴木みのる選手”とは

「世界一性格の悪い男」の異名をもつ鈴木軍のボスである“鈴木みのる選手”。総合格闘家であり実業家でもある彼は、イベントやグッズ販売などを手がける株式会社パイルドライバーの代表取締役も務めます。最近ではテレビドラマや映画にも出演し役者としての一面もあり、マンガ『ONE PIECE』の大ファンでアニメにも出演。
鈴木みのる選手はゴッチ式パイルドライバーが必殺技で、関節技なども豊富に持ち対戦型格闘ゲーム・鉄拳シリーズのキャラクターとしても登場しています。性格の悪いヒールなイメージに加え、器用さとマルチな一面が人気のプロレスラーとなっています。

極悪ユニットの“鈴木軍”を彩る選手たち

ボスである“鈴木みのる選手”をはじめ、極悪ユニットの“鈴木軍”にはヒール役にピッタリのレスラーたちが在籍しています。
例えば「世界一性格の小ズルい男」として有名なタイチ選手や、KAIENTAI DOJOの所属選手でもあり代表取締役社長のTAKAみちのく選手などがいます。またフリーで参戦している長身の外国人レスラーのランス・アーチャー選手なども人気です。過去には俳優としても人気の高山善廣選手なども一員として活躍していました。

まとめ

プロレス界のヒールユニット“鈴木軍”の成り立ちや選手たちをご紹介しました。ボスの鈴木みのる選手を筆頭に、ヒール役として魅力的なレスラーがそろう鈴木軍。Tシャツやタオルなどの鈴木軍グッズを身にまとって応援すれば今日からアナタも鈴木軍の一員ですよ!