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プロレスユニット“バレットクラブ”をご紹介

2017 2/9 09:26
リング,ⒸShutterstock.com
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Photo by cigdem/Shutterstock.com

日本ではもっとも古い歴史をもつプロレス団体の“新日本プロレス”。 そこから生まれたのが、ほぼ外国人選手で構成された強面たちのヒール軍団“BULLET CLUB(バレットクラブ)”です。 そんな悪役レスラー軍団の成り立ちや、バレットクラブの人気の秘密などをご紹介していきます。

BULLET CLUB(バレット・クラブ)の意味とは

BULLET CLUB(バレット・クラブ)のBULLETを訳すと“銃弾”です。そしてCLUBは“団体”と武器にも使える重い“こん棒”の意味を持ちます。
そんな危険な香りのするバレット・クラブは、まさに悪役キャラが集まったヒールな団体です。元CHAOSの高橋裕二郎選手を除いて全員が外国人選手であり、強面だけでなく“カッコイイ”キャラも人気の秘密です。“銃弾”の意味を込めピストルの引き金を引くポーズが定番のスタイルとなっています。

プロレス団体“バレットクラブ”の成り立ち

2013年に開催されたタッグマッチで、プリンス・デヴィット選手がIWGPヘビー級王者棚橋弘至選手から勝利を奪いました。その後、王座への挑戦を提言しシングルマッチが決定します。挑戦者プリンス・デヴィット選手は棚橋選手に敗北しますが、その後選手にたいしてTwitterで挑発的なツイートを発信し続けます。
IWGPジュニアヘビー級王座の防衛に成功したデヴィット選手でしたが、次第に悪役として暴走していきます。同年4月には田口隆祐選手とタッグチームを組みIWGPジュニアタッグ王座に挑戦。敗北した試合後にチームメイトの田口選手を“用心棒”のバッドラック・ファレ選手と強襲。そして5月にはデヴィット選手とファレ選手がタッグを組み、田口選手&キャプテン・ニュージャパン選手組と対戦します。デヴィット選手は勝利を収め、ファレ選手と共にユニットBULLET CLUB(バレット クラブ)として名乗りを上げました。

“バレットクラブ”の輝かしい獲得タイトル

バレットクラブはヒールな悪役軍団とはいえ、正統派ファイトで実力のあるレスラーも多く、さまざまなタイトルを獲得しています。たとえば、結成したばかりの2013年には“BEST OF THE SUPER Jr.”にプリンス・デヴィット選手が出場。セコンドについたヒールレスラーたちの介入もあって、史上2人目となる全勝優勝を成し遂げました。
また、2014年にはオカダ選手が持っているIWGPヘビー級王座にAJスタイルズ選手(2代目リーダー、現在は追放)が挑戦します。終盤にCHAOSの高橋選手が乱入し、ピンフォール勝ちを収めて第60代王者になりました。そして高橋選手がCHAOSを裏切ったことによって、日本人で初のバレットクラブに加入することになりました。

バレットクラブのリーダーを務めたレスラーたち

設立時の初代リーダーはリアル・ロックンローラーこと“プリンス・デヴィット選手”。結成してすぐにジュニア王者となるが戦いの場をヘビー級へと移します。しかし2014年に飯伏選手に負けて王座を失い、敗者団体追放戦にも敗北し退団します。そしてWWEへと移籍となりました。二代目リーダーは“AJスタイルズ選手”。
2014年に加入しリーダーとして活躍するが、タッグを組んでいたケニー・オメガ選手から突然追放を告げられ脱退し、三代目にはそのケニー・オメガ選手がリーダーになりました。

バレットクラブの魅力的なレスラーたちをご紹介

バレットクラブにはヒール役をこえた魅力的なレスラーが多くいます。 まずは現在WWEへと移籍してしまいましたが、忘れてはいけない存在のカール・アンダーソン選手です。デヴィット選手とファレ選手によって始まったバレットクラブですが、その盟友であるデヴィット選手を支えるため2013年に加入しました。マシンガンを撃つポーズをするため“ザ・マシンガン”と呼ばれており、ギャローズ選手とタッグ王者になったレスラーです。
続いては兄がマット選手で弟がニック選手のコンビ“ヤング・バックス”選手です。ジャクソン兄弟が繰り出す息のピッタリ合った合体技と、空中殺法が魅力的なレスラーです。2016年にはIWGPジュニアタッグ王者にもなりました。

まとめ

新日本プロレスから生まれたヒールユニットですが、脱退したメンバーは海外でも活躍するなど実力派が集まる団体として人気があります。そんな悪役キャラのヒール軍団“BULLET CLUB(バレットクラブ)”の成り立ちや、バレットクラブの魅力的なレスラーたちをご紹介しました。