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プロレス界の革命戦士・長州力さんについて解説します!

2017 1/18 10:02
プロレスリング,ⒸShutterstock.com
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Photo by 977_ReX_977/Shutterstock.com

長州力さんはプロレス界の人気スターであり、オリンピックに出場するなど、エリート街道をまっしぐらに走ってきた人物です。 そんな長州力さんの生い立ちや功績などをご紹介します。

長州力さんの生い立ち・その1

長州力さんは、小学生の頃は柔道をしていました。小学生から始めた柔道は中学生の段階で山口県のチャンピオンになっています。高校からはレスリングに転向し、団体優勝を果たしました。
プロレスを始めたきっかけはスカウトです。専修大学卒業後に新日本プロレスに入門しました。1974年8月8日に日大講堂でエル・グレコさんと戦い、サソリ固めで勝利しています。
ちなみに、デビュー当時は「長州力」ではありませんでした。当初のリングネームは「吉田光雄」という日本名を名乗っていました。

長州力さんの生い立ち・その2

プロレスを始めてからはテレビに長州力さんが登場することも増えました。タイトルマッチも多く、チャンスをもらうことが多かったようです。
今ではお笑い芸人さんのネタになるほど人気のあるスタイルをしていますが、当時長州力さんの人気はさっぱりでした。長髪が人気の時代にパンチパーマ、さらにお腹が出ている体に、華やかさのない無骨と思われるファイトで後輩に人気を持っていかれていました。
しかし、実力は抜群で、ストロング小林さんをぐぐっと抜いてヘビー級の3番手に浮上したり、NWA(ナショナル・レスリング・アライアンス)タッグ王座を保持するなどその実力は確実なものでした。

長州力さんのプロレス試合での名場面

長州力さんの名場面といえば「かませ犬発言」です。どういった場面だったのかご紹介します。

「藤波、俺はお前のかませ犬じゃない」という発言によって騒がれていましたが、長州力さんが実際に発したのは「(入場する際)なんで俺がお前の前を歩かなきゃいけないんだ、なんで、俺がお前の前にコール(試合前の)されなきゃいけないんだ!」

出典: Wikipedia

でした。
格下の選手が先に入場して紹介されるのがプロレス業界のならわしです。
長州力さんよりも藤波さんの方が格上なので当然なのですが、そのことについて?みついたので有名になりました。

長州力さんの人気とプロレス業界に残した功績

長州力さんが獲得したタイトルをご紹介します。
6人タッグの大会で星野勘太郎さん、アントニオ猪木さんとパートナーを組んだ「ジャパンカップ・イルミネーション戦」、「G1CLIMAX」を1回、橋本真也さんをパートナーにした「SG TAG LEAGUE」を1回、「IWGPヘビー級王座」を3回、佐々木健介さん、マサ斉藤さん、飯塚孝之さんをパートナーにした「IWGPタッグ王座」を3回、「PWFヘビー級王座」を1回、「WWFインターナショナル・ヘビー級王座」を1回など、数々の功績を残しています。

長州力さんの得意技

長州力さんが得意としていたプロレスの得意技をご紹介します。
デビュー戦からずっと使用し続けている「サソリ固め」は、倒れている相手選手の両足の間に自分の右足を入れ、相手の左側の脇腹に横から踏み込み、相手選手の両足を膝でクロスする技です。「リキ・ラリアット」はサソリ固めに続く代表的な技のひとつで、ハンセン選手の技から試行錯誤して習得した技です。
ほかに、持ち上げてそり投げる「捻り式バックドロップ」、大きく跳躍してからリングにたたきつける「ブレーンバスター」、全盛期の時代にスピード技として使用していた「キチンシンク」、尻もち状態の相手を背後から胸元に落とす「エルボー」などがあります。

まとめ

長州力さんの生い立ちや功績などをまとめてみました。お笑い芸人さんのネタとして彼のキャラクターを取り上げられるなど、長州力さんはプロレスを知らない人にも広く馴染みのあるプロレスラーだと思います。