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パラリンピックを楽しもう!競技種目紹介

2017 7/10 10:01芝田カズヤ
パラリンピック陸上競技
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Photo by DayOwl/Shutterstock.com

2016年のリオデジャネイロパラリンピックでの日本人選手の活躍もあり、東京パラリンピックでの選手の活躍も期待されます。今回はそんなパラリンピックで採用されている競技種目について紹介したいと思います。

パラリンピックの競技種目一覧

まず、2016年に開催されたリオデジャネイロパラリンピックで行われた競技種目を紹介します。
「アーチェリー」「陸上競技」「ボッチャ」「カヌー」「自転車(トラック/ロード)」「馬術」「5人制サッカー(視覚障がい選手)」「7人制サッカー(脳性まひ選手)」「ゴールボール」「柔道」「パワーリフティング」「ボート」「セーリング」「射撃」「シッティングバレーボール」「水泳」「卓球」「トライアスロン」「車椅子バスケットボール」「車椅子フェンシング」「ウィルチェアーラグビー(車椅子ラグビー)」「車椅子テニス」の22競技528種目が行われました。

2020年から採用される種目

では2020年の東京パラリンピックの競技種目はどのようになっているのでしょうか?
東京大会で行われるのはリオデジャネイロ大会と同じで22競技です。ただし、「7人制サッカー」と「セーリング」が外れ、新たに「バドミントン」と「テコンドー」が加わることになっています。
バドミントンには立位と車椅子のクラスがあり、立位には下肢障がい、上肢障がいがある選手、または低身長の選手が参加し、車椅子には下肢や体幹機能に障がいのある選手が参加します。
テコンドーに関しては、ギョルギという身体障がいのある選手による組手と、プムセという知的障がいのある選手による型の2種目があります。これらの新競技でどのような試合が行われるのか期待したいところです。(新競技のパラリンピックでの対象障がいは2017年3月時点で未定)

日本人選手の歴代獲得メダル数は?

2020年の東京大会では、新競技を含めた22競技すべてでのメダル獲得が期待される開催国日本。日本チームはどの競技でのメダル獲得が多いのでしょうか?ここでは「パラリンピック」という名称が使用されるようになった1988年のソウル大会以降の記録から、日本が強い種目について考えてみます。
日本のパラリンピックでのこれまでの合計獲得メダル数は金70個、銀85個、銅93個の計248個です。一概にこの数字が多いのかどうかは判断できませんが、パラリンピックの場合、選手の障がいによってクラスがいくつかに別れるために競技の数が多くなるので、メダルを獲得する選手もその分多くなります。

では日本が強いのはどの競技なのか?

この248個のメダルの中で多くのメダルを獲得している競技はなんなのでしょうか?
まずは陸上競技です。ソウル大会においては32個のメダルを獲得しているほか、アトランタ、シドニー、アテネ、北京ではいずれも10個以上のメダルを獲得しています。
また水泳も日本が強い競技だと考えられます。こちらも10個以上のメダルを獲得している大会がいくつもあります。水泳に関しては特に成田真由美選手が1人で20個のメダルを獲得するなど圧倒的な強さを発揮しています。さらに柔道も上記2競技ほどではありませんが、各大会でコンスタントにメダルを獲得しています。
他にもメダルを獲得している競技はありますが、上記の3競技は東京大会でもメダルの大量獲得が期待できるのではないでしょうか。

東京大会で注目したい競技とは?

最後に東京パラリンピックで注目したい競技を紹介します。
新種目やメダル獲得が期待される競技などたくさんありますが、ここでは5人制サッカー(ブラインドサッカー)を紹介します。ブラインドサッカーは2004年のアテネ大会から正式種目となりましたが、日本はまだ出場経験がありません。東京大会が初出場となりますが、日本は代表チームに力を入れていて、代表合宿がコンスタントに行われていたり、日本サッカー協会との協力体制が整うなど活躍が期待されます。

まとめ

2020年でのメダル獲得が期待できる競技や注目したい競技について紹介してきました。近年では障がい者種目もテレビで特集されるなど注目が高まりつつあります。ぜひ、みなさんもパラリンピックを楽しみにしていてください。