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オーエックスエンジニアリングの競技用車いすが凄い!

2017 2/16 10:10
その他
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Photo by Alistair Scott/Shutterstock.com

テニスやバスケットボール、また陸上競技などにおいて車いす競技が行われています。そんな車いす競技に欠かせない存在なのが競技用車いす。日本製の車いすを国内外のトップ選手が使用し、話題になっています。こちらでは株式会社オーエックスエンジニアリングに注目して、競技用車いすに迫ります。

株式会社オーエックスエンジニアリングとは?

株式会社オーエックスエンジニアリングは、1988年に設立され、現在は千葉県千葉市に本社を置いています。大阪府や福岡県に支店を、新潟県にはサービスセンターを配置しており、 日本を代表する車いすメーカーとして、日常用車いすから競技用車いす、また犬用車いすや自転車なども製造しています。
企業スローガンに「未来を開発する」という言葉を掲げ、経営理念である「創る喜び」「売る喜び」「使う喜び」が伝わる製品の提供を実践しています。

ものづくりの特徴は?

株式会社オーエックスエンジニアリングは、オートバイショップを母体としており、モーターサイクルにおける金属やカーボンなどの軽量素材に関するノウハウを豊富に持っていました。その技術を車いす製造に活かしています。
車いすにおいては、使用者の体格に合わせて微調整ができるように設計されており、シートを丸洗いできるようにするなど,これまでにない快適性や、操作性、外観、またフィット感を持った車いすの製造で注目されています。

競技用車椅子について

元々は株式会社オーエックスエンジニアリングの競技用車いす製作部門であり、現在はグループ会社である株式会社REVでは、一般モデルとは別に競技用の車いすが製造されています。
主に、テニス、レース、バスケットボールの車いす競技に使用されるものを製造しており、アスリートが求める高レベルの性能とスタイリッシュなデザイン性を兼ね備えた車いすは世界的に注目を集めています。これまでに行われたパラリンピックで、同社が製造して競技用車いすを使用した選手が獲得したメダルは100個以上になります。

日本から世界へ広がる車いす

フルオーダーで製造される競技用車いすは日本だけでなく、世界にも広がっています。一人一人のアスリートの身体に合わせて部品から設計する競技用車いすは、今や独自のブランドを確立し国内アスリートだけでなく、海外アスリートにも使用されています。
また、株式会社オーエックスエンジニアリングの名前が広く認知され始めたことで、日常用の車いすもだんだんと広がっています。特に、福祉の分野では、使用者に個別対応ができる車いすということで、欠かせない存在になるでしょう。

多くのアスリートに愛されている競技用車いす

株式会社オーエックスエンジニアリングによる競技用車いすを使用しているアスリートは国内だけでも多数います。
テニスでは、2008年の北京オリンピック、2012年ロンドンのパラリンピックの男子シングルスで2大会連続金メダルを獲得した国枝慎吾選手。また、国枝選手とダブルスを組んで北京オリンピック大会では銅メダルを獲得した齋田 悟司選手も使用しています。
バスケットボールでは、2010年バンクーバーオリンピックで聖火ランナーを務めた安直樹選手も愛用者の一人です。

まとめ

世界に誇るブランドを確立した株式会社オーエックスエンジニアリング社と競技用車いすをご紹介しました。日本の技術が国内外のパラスポーツを支え、様々なことを可能にしていく。パラリンピックなどで車いす競技を観戦する際は、競技用車いすに注目して選手を応援してみるのも楽しいかもしれませんね。