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東北の剣道強豪校5選!

2016 12/21 10:03
剣道
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Photo by Ververidis Vasilis / Shutterstock.com

剣道は、心身の鍛錬や人間形成を目的に日本中の高校で部活動に取り入れられており、大会も盛んに行われている。そのため、全国各地に伝統的な剣道の強豪校が多数存在している。そこで今回は、特に東北地方の高校に注目して、剣道強豪校を紹介する。

仙台育英学園高等学校(宮城県)

明治38年に前身である育英塾が創立されて以来、多くの人材を輩出してきた仙台育英学園。部活動では、硬式野球やサッカーなどと並んで剣道が盛んに行われてきた。平成26年の東北高等学校剣道選手権大会では、4年ぶり3度目の団体戦優勝を果たすなど多くの実績がある。
建学精神である質実剛健や、自治進取といった精神が脈々と受け継がれ、生徒達は剣道を通して身体と心を鍛えてる。
また、国際交流にも積極的で、平成27年にはスウェーデンの剣道代表選手らと交流試合が行われた。

左沢高等学校(山形県)

左沢高等学校が剣道強豪校と言われている理由は、女子剣道部のこれまでの実績によるところが大きいだろう。
平成28年に行われた山形県高校総体では、女子団体戦で5年連続通算35回目となる優勝を果たし、全国高校総体には36年連続での出場をしている折り紙付きの強さだ。自然に囲まれた場所で、剣道に打ち込む環境が整っているということも強さの秘訣と言える。
剣道家で、剣道日本代表の村山千夏を輩出したことでも知られている。

東億義塾高等学校(青森県)

大正11年に創部されて以来、人間形成と文武両道を目的に掲げ、全国制覇を目標にしてきた東億義塾高等学校の剣道部。
男子剣道部においては、これまで青森県高校総体で通算25回の優勝、東北大会においても4回の優勝実績がある。また女子剣道部は、平成28年の全国高校総体個人の部で、優勝、準優勝者を輩出している。
男女共に剣道部員は、寮に住み込みながら日々のトレーニングに励んでおり、そのような生活の中で心身共に鍛えられているようである。

秋田南高等学校(秋田県)

校訓に独立自尊を掲げている秋田南高等学校では、生徒各人の自主性を重んじた教育方針を取っている。大学進学率の高い進学校と言えるが、部活動も盛んであり勉学と部活動の両立を目指している。
平成27年に行われた東北高等学校剣道選手権大会では、男子個人戦に出場した選手が準優勝を果たすなど実績を残している。また、平成19年に行われた玉竜旗高校剣道大会では、連続20人抜きという大記録を打ち立てた選手もいた。

盛岡第一高等学校(岩手県)

古くは宮沢賢治や石川啄木らを輩出し、現在では岩手県内でも有数の進学校として知られている盛岡第一高等学校。自律性と自主性を育てる校風で、生徒の成長を支えている。学習環境が整っていることはもちろんだが、文武両道を掲げており、部活動にも力を入れている。
剣道部においては、平成26年に東北高等学校剣道選手権大会において男子団体戦で決勝トーナメントに進みベスト8、岩手県高等学校総合体育大会では優勝実績もある。

まとめ

東北の剣道強豪校を紹介した。高校の剣道部といえば、九州勢が強いというイメージがあるかもしれないが、東北にも強豪校はたくさんある。それぞれの学校の校風や、部活の特色に注目してみるのも面白いかもしれない。