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【フェブラリーS】「上がり35秒台」「5〜6番手を追走できる馬」に当てはまるのは?

2020 2/20 17:00三木俊幸
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ⒸSPAIA

レース当日は晴れ予報

サウジカップに遠征するクリソベリルとゴールドドリーム、川崎記念を制したチュウワウィザードが不在のメンバー構成となったフェブラリーS(GⅠ・ダート1600m)。しかし、昨年の覇者インティ、初ダートで根岸Sを快勝したモズアスコットをはじめ、地方からもノンコノユメ、ミューチャリー、モジアナフレイバーの3頭が出走するなど、楽しみなメンバーが揃った。今回も、先週のレース結果と今年の出走馬の適性から分析、予想を行っていく。

2/15、16東京ダートコースの上がりⒸSPAIA


まずは先週の東京競馬場で行われたダートのレース結果を振り返る。 土曜日は晴れ、良馬場でレースが行われたが、日曜日の午前中は雨が降り続き、終日稍重でのレースとなった。しかしタイム面では稍重になったからといって目立った違いはなく、オープンクラスのバレンタインS(1400m)で1:23.6と平凡なタイムでの決着が多かった。

上がりタイムでは、新馬戦と未勝利戦では38秒〜39秒台と遅い決着が見られたものの、1勝クラス以上では概ね36秒台の上がりを使っている馬が多く見られた。しかしバレンタインSでは、勝利したショームが35.5、2着のイーグルバローズが35.1という速い上がりを繰り出した。

今週末は土曜日に雨が降る可能性もあるが、フェブラリーS当日は晴れ予報となっており、良馬場もしくは良馬場よりの稍重でのレースとなりそう。したがって、バレンタインSの上がりタイムは一つの目安にもなるだろう。

2/15、16東京ダートコースの通過順位ⒸSPAIA


続いて、馬券圏内に絡んだ馬たちの通過順位についても、見ておこう。

全13レースの平均出走頭数は15.6頭。1着馬の4角通過順位は4.2頭目、2着馬は6.2頭目、3着馬は5.8頭目となっており、前から5〜6頭目の好位のポジションにつけられる馬が好走していた。しかし、今回はGⅠクラスということもあり、後ろからの差しが届くことも十分考えられるが、ベストは5〜6頭目、差し脚質を狙う場合でも4角で9番手以内につけられる馬に絞ってみたい。

初コースだが条件はピッタリ

OPクラス以上の良馬場で3着以内に好走したときの成績ⒸSPAIA



これらのデータに加え、オープンクラス以上の良馬場で馬券圏内に好走した際の平均上がりと4角平均通過順位を合わせて検討した結果、インティ、サンライズノヴァ、タイムフライヤー、モジアナフレイバー、モズアスコット、ヴェンジェンスの6頭をピックアップした。

その中からオープンクラス以上で良馬場時の平均上がりが35.9、4角平均通過順位が5.7番手だったヴェンジェンスを本命に推したい。昨年の秋までは1200〜1400m戦を使われていた同馬だったが、10月に初めて1800m戦を使われると2着と好走。続くみやこSでは早目にまくる競馬で重賞初制覇、前走の東海Sでも2着となるなど、7歳にして充実期を迎えている。

東京のマイルは初めてとなるが、オープンクラスの1200m戦では2戦していずれも35秒台の上がりを使って好走しているので、スピードとスタミナが要求されるコースは条件的にもピッタリで、軸馬として最適だと考える。

対抗は前走の根岸Sで初ダートながら、上がり34.7を使って4角9番手から勝利したモズアスコット。鋭い切れ味を見るとベストは1400mかもしれないが、芝のGⅠ安田記念を勝っているように能力はかなり高いので、ここでもあっさり勝たれても不思議はない。

3番手は連覇を狙うインティ。昨年のフェブラリーS以降は勝利がなく、歯がゆいレースが続いているが、オープン以上の良馬場で馬券に絡んでいる時の平均上がりは35.7と今のダートコンディションにも合致する。それだけに、単騎で行ければ怖い存在だ。

4番手はタイムフライヤー。ダート戦で連対しているのは武蔵野S2着のみだが、使った上がりは35.5、4角の通過順位は8番手と東京マイルという舞台設定があっている一頭だ。この馬も芝のGⅠホースと素質は秘めているので、大舞台での一発があるかもしれない。

東京では34秒〜35秒台の上がりをコンスタントに使っているサンライズノヴァは、2走前の南部杯で先行する競馬でGⅠ初制覇を果たした。前走の武蔵野Sでも5着に敗れているものの、2番手追走と脚質に幅が出てきている。今なら9番手以内からのレースも十分可能だろう。

最後に地方馬モジアナフレイバーまで押さえる。交流重賞では良馬場で馬券圏内に好走したことはないが、3走前の南部杯では先行して上がり36.3を使って4着、前走の東京大賞典では稍重で3着と着実に力をつけている。上がりがかかる展開になれば、チャンスはあるかもしれない。

2020年フェブラリーステークスのインフォグラフィック

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