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レーン騎手が好騎乗で宝塚記念V 先週のレースをSPAIA予想陣の結果とともに振り返る

2019 6/24 11:00SPAIA編集部
宝塚記念を勝ったレーン騎手Ⓒ三木俊幸
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Ⓒ三木俊幸

レーン騎手の見事な騎乗が光る

6月23日、阪神競馬場で行われたグランプリ宝塚記念。今年はGⅠ馬6頭を含む12頭によって争われた。SPAIA予想陣の見解は三者三様だったが、果たして結果はどうだったのか。レースを振り返っていこう。

内から気合いをつけてキセキがハナへ。今日は果敢に先行策を見せたリスグラシューが2番手、3番手にアルアインとスワーヴリチャードが並ぶ隊列で前半1000mを1:00.0で通過。

直線に向かいキセキが逃げ切りを図ろうとするが、その外からリスグラシューがかわし、最後は3馬身差をつけての優勝。先行するタイプでない同馬を、思い切って2番手に付けた、レーン騎手の好騎乗が光るレースとなった。

勝ちタイムは2:10.8だった。3着にはスワーヴリチャードが入り、先行した各馬による決着となった。

これでリスグラシューは、牝馬として史上4頭目の宝塚記念制覇。鞍上のダミアン・レーン騎手は、ヴィクトリアマイルに続いてGⅠ2勝目。JRAでの短期免許は今月の25日までとなっており、見事に有終の美を飾った。

SPAIA予想陣の結果はというと、雨が降ることを想定した予想をしたものの、実際雨は降らず…。レース前からイレ込んでいたレイデオロは伸びを欠き5着、クリンチャーは8着、エタリオウは9着に終わり、全員外れてしまった。


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想定外の土砂降りに

6月22日の東京競馬場は宝塚記念とは逆に、想定していたよりも早く雨が降りだし、午後からは土砂降りに。メインレースのアハルテケSは重馬場での競馬となった。

1番人気に推されていたのは、レーン騎手騎乗のゴライアス、予想コラムで本命としたナムラミラクルは3番人気だった。

ナムラミラクルのパドックⒸ三木俊幸

Ⓒ三木俊幸

ポンと好スタートを切ったレッドゲルニカとタイセイパルサーによるハナ争いが3コーナー過ぎまで続いたが、最終的にはレッドゲルニカがペースを作る形で縦長の隊列でレースは進んでいく。

直線に向いてタガノディグオ、ゴライアスあたりも先頭をうかがおうとするが、道中は中団よりやや後方に位置していた4番人気ワンダーリーデルが一気に先頭へと躍り出て完勝。

その後から、12番人気のサトノアッシュ、13番人気のノーブルサターンも追い上げを見せたが、及ばず。ワンダーリーデルが2 1/2馬身差をつけて快勝した。

アハルテケSを勝ったワンダーリーデルⒸ三木俊幸

Ⓒ三木俊幸

本命のナムラミラクルは好スタートを切ったが、控えたため内でもまれるレースとなってしまい12着に敗戦。まさかここまで土砂降りになるとは全く想定しておらず、しかもレースの時になると激しい雨が降るという天気には参ってしまった。

馬券ともども、想定外の天気に悩まされた週末だった。


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