レーン騎手の見事な騎乗が光る
6月23日、阪神競馬場で行われたグランプリ宝塚記念。今年はGⅠ馬6頭を含む12頭によって争われた。SPAIA予想陣の見解は三者三様だったが、果たして結果はどうだったのか。レースを振り返っていこう。
内から気合いをつけてキセキがハナへ。今日は果敢に先行策を見せたリスグラシューが2番手、3番手にアルアインとスワーヴリチャードが並ぶ隊列で前半1000mを1:00.0で通過。
直線に向かいキセキが逃げ切りを図ろうとするが、その外からリスグラシューがかわし、最後は3馬身差をつけての優勝。先行するタイプでない同馬を、思い切って2番手に付けた、レーン騎手の好騎乗が光るレースとなった。
勝ちタイムは2:10.8だった。3着にはスワーヴリチャードが入り、先行した各馬による決着となった。
これでリスグラシューは、牝馬として史上4頭目の宝塚記念制覇。鞍上のダミアン・レーン騎手は、ヴィクトリアマイルに続いてGⅠ2勝目。JRAでの短期免許は今月の25日までとなっており、見事に有終の美を飾った。
SPAIA予想陣の結果はというと、雨が降ることを想定した予想をしたものの、実際雨は降らず…。レース前からイレ込んでいたレイデオロは伸びを欠き5着、クリンチャーは8着、エタリオウは9着に終わり、全員外れてしまった。
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