ワイドファラオが芝、ダートで重賞制覇
6月16日、東京競馬場で3歳馬によるダート重賞、ユニコーンSが行われた。SPAIA予想陣の結果はどうだったのか振り返ってみよう。
スタートでヴァイトブリックが後手を踏み、後方からの競馬となった。ハナ争いは内からワイドファラオ、外からヴァニラアイス、間にイメルを挟んで、3頭が競り合う形となったが、結果的にワイドファラオが逃げる形となった。
Ⓒ三木俊幸
ゴール前、道中は中団を追走していたデュープロセスが外から並びかけて接戦となったが、ワイドファラオは内からもうひと伸び。見事に逃げ切り勝ちを収めた。
これでニュージーランドTに続いて芝、ダート両方での重賞制覇となった。今後は二刀流としてさらなる活躍が期待できそうだ。
本命に推していたデアフルーグは中団からレースを進めるも、馬場が回復して予想以上に上がりがかかる馬場でのレースとなり、本来の伸びを欠きハズレ。次走以降、上がりの速い馬場での競馬となった際には、もう一度狙ってみたい。
《予想記事》【ユニコーンS】道悪は大歓迎? 青竜Sからの逆転を狙うデアフルーグ
函館スプリントSは6頭が除外で7頭立てに
函館競馬場では、夏の北海道シリーズの開幕戦を飾る函館スプリントSが行われた。今年は禁止薬物を摂取した可能性がある馬が判明したため、6頭が除外で7頭立てとなった。
今週からSPAIAでは、馬券対決が始まったが果たしてどのような結果となったのか?
レースはカイザーメランジェがスッとハナ。軽快に飛ばしてそのまま押し切った。他が競りかけてこなかったのがよかった。2着は2番手を追走したアスターペガサス。手応えが悪いなりに、最後までしぶとく足を伸ばした。雨の洋芝は実は合わなかったのか、前走のようなしまいの足が見られなかった。3着は1番人気のタワーオブロンドン。初の千二、斤量58kgでも位置を取りに行って3着は力のある証拠。これは今後に向けていい経験となっただろう。
先週から始まった予想対決、「サマーSPAIAシリーズ」だが、ダノンスマッシュが薬物の影響下にある可能性が否定できないことから競走除外となり、3人中2人が全額返還ということに。競馬界に走った激震の影響を受ける形となった。
ⒸSPAIA
次回は6月30日のCBC賞(GⅢ 中京1200m)。お楽しみに。
《予想記事》栗東所属馬が過去10年で16連対 函館スプリントSは「年齢」×「所属」のデータに注目
《予想記事》函館SSは3、4歳馬が断然有利 4つ中3つのデータに当てはまった2頭に注目
《予想記事》3年前から馬場傾向が変わった函館スプリントS 今週から”サマーSPAIAシリーズ”開幕