再び対決!エピファネイア対キズナ
今年も一口馬主やPOG(ペーパーオーナーゲーム)のシーズンが近づいてきた。そこで、難しいのが新種牡馬の産駒の扱い。昨年、新種牡馬で当たりに当たったのがジャスタウェイで、82頭の産駒がデビューして13頭が勝ち上がった(勝ち上がり率15.8%)。2019年に入っても勝ち星を重ねて、勝ち上がり率は25%に近づいている。
重賞戦線でも活躍しており、ホープフルS(GⅠ)2着のアドマイヤジャスタや、皐月賞(GⅠ)2着のヴェロックスなどを輩出している。今年もジャスタウェイのような新種牡馬が現れるのだろうか?注目の新種牡馬を見ていこう。
今年産駒がデビューする注目の種牡馬はエピファネイア、キズナ、ゴールドシップ、リアルインパクトの4頭。特にキズナとエピファネイアはともに2010年生まれで、牡馬三冠でしのぎを削ったのは記憶に新しいところだ。
エピファネイアは菊花賞とジャパンカップを勝った一流馬。
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初年度に221頭の種付けが行われた。母シーザリオはオークス馬だから、産駒は中~長距離で大物が出るパターンか。早々にブックフル(満口)となったように人気も上々である。弟2頭が2歳GⅠを制し、母系の良さと仕上がりの早さをアピールできたのも大きい。
キズナより優位な点は、何といっても優秀なディープインパクト産駒の牝馬に配合しやすいこと。エピファネイアの母の父はサンデーサイレンス産駒のスペシャルウィーク。ディープ産駒の牝馬と配合するとサンデーサイレンスの4×3、いわゆる「奇跡の血量」と呼ばれるインブリードになる。この利点を生かして、キズナとの第2ラウンドを制することができるか注目したい。
一方のキズナ産駒は「母系の良さをうまく引き出している」と関係者が語るように、産地の評判がすこぶるいいとのこと。初年度は269頭種付けされており、数で言えばエピファネイアよりも上だ。
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ディープインパクト×ストームキャットの配合パターンは、同スタリオンで来年産駒デビューするサトノアラジン、そして再来年産駒がデビューする予定のリアルスティールがスタンバイ。今後強力なライバルになる可能性が高いので、まずはスタートダッシュを決めてアドバンテージを得たいところだ。