皐月賞は審議放送に場内騒然も
先週、SPAIAで予想したレースは、土曜日に阪神競馬場で行われたアーリントンC(GⅢ・芝1600m)と日曜日に中山競馬場で行われた皐月賞(GⅠ・芝2000m)の2レース。まずは皐月賞から振り返っていこう。
ⒸSPAIA
人気どころのダノンキングリーは4番手、アドマイヤマーズはその直後の5番手を追走する形でレースは淡々と進んでいく。4コーナーで外からヴェロックスが一気に進出して先頭に立ち直線へ。
しかし、サートゥルナーリアが一気に強襲し、さらに内からダノンキングリーも差を詰めてゴール前は3頭が並んだ形となったが、サートゥルナーリアがアタマ差抜け出してゴール。
ルメール騎手はガッツポーズを見せて検量室前に引き上げてきたのだが、直線でヴェロックスの進路が狭くなったことに対する審議のアナウンスが流れると場内が騒然となった。
長く審議が続いたが、着順通りの決着となり、サートゥルナーリアが無敗でまずはクラシック1冠目を制覇した。
SPAIA予想陣の本命、アドマイヤマーズは4着に終わった。本来であれば、ヴェロックスが見せたような早めに動くレースが理想だったはずだ。よく健闘しているが、同馬にとっては厳しい展開となり、また距離も少し長かったのかもしれない。
《予想記事》【皐月賞】近5年で3頭の勝ち馬を輩出 共同通信杯組を軸に相手は5頭で勝負
《予想記事》皐月賞で狙うは桜花賞馬を怯ませたアドマイヤマーズ 精神面の強さに期待
Ⓒ三木俊幸
厩舎周りで入念に引き運動をされ、その後洗い場での様子を見ることができたが、本当にさっきまでレースで走っていたのかと思わせるほどケロっとしており、従順で非常に落ち着いている馬だと感じた。
今回が休み明け緒戦で、ルメール騎手も100%の状態ではなかったとコメントしている。次走、万全の状態で出走してきた際にはどれほどのパフォーマンスを披露してくれるのか、楽しみにしたい。