「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

1番人気は複勝率90% 穴は複勝率66.7%の鮫島厩舎【スプリングS】

ファンタジスト
このエントリーをはてなブックマークに追加

Ⓒ明石智子

1番人気の馬が好成績

3月17日(日)に中山競馬場ではスプリングステークス(GⅡ・芝1800m)が行われる。このレースをステップに、皐月賞に挑んだ馬の過去10年の成績は(3,1,2,41)と6頭が馬券に絡んでいることからも、注目したいレースである。さっそく予想をしていこう。

まずは色濃く出たのが「人気別成績」だ。

過去10年の人気別成績

ⒸSPAIA


1番人気の複勝率が90%とかなり高い。ただ、1番人気がどの馬になるか正直いって迷うところ。ファンタジスト、クリノガウディー、ロジャーバローズなど他にも候補がいて正直迷うところ。

次も色濃く出たデータをご紹介。「前走着順別成績」である。

過去10年の前走着順別成績

ⒸSPAIA


前走、1~3着の馬の成績がいい。ここ10年では1~3番人気の馬が勝っているということになる。過去10年で連対した20頭中、16頭が前走1、2着の馬から出ていることになり、最低でも軸は3番人気までの馬からいくのがベターだ。

続いて、「前走クラス別成績」を見ていく。

過去10年の前走クラス別成績

ⒸSPAIA


前走未勝利を勝ったばかりの馬は大きく割り引きたい。あとは、まんべんなく勝ち馬は出ており、それほど気にする必要はなさそう。

また、このレースは3歳馬同士の戦いで、まだまだ気性が幼い馬も多くいるので、「前走から騎手の乗り替わった馬の成績」についても調べてみた。

過去10年の騎手乗り替わり成績

ⒸSPAIA


調べたところイーブンの成績で少し驚いた。騎手が乗り替わっているからといって、割り引く必要はなさそうだ。

注目は鮫島厩舎の中山芝1800mのデータ

先ほど、1番人気の成績がいいと述べたが、過去10年で3連複が50倍以上になったのは5回。ここ3年は10倍台で決着しているが、今年は混戦模様ですんなり決まるような感じではない。伏兵も注意しつつ馬券を買いたい。

1番人気になる可能性がある、ファンタジスト、クリノガウディー、ロジャーバローズは買うとして、問題は伏兵がどの馬なのかということ。これを選ぶには「過去5年の中山芝1800mの厩舎別成績」が使えそう。

過去5年の中山芝1800m厩舎別成績

過去5年の鮫島厩舎中山芝1800m成績

ⒸSPAIA


勝ち数1、2位の厩舎からは堀厩舎のヒシイグアス、国枝厩舎からはディキシーナイトが出走。しかし、注目すべきは鮫島厩舎の数字のよさである。この表を見ると、同じ馬が特段目立った成績を挙げているのではなさそうなので、このデータは使える。

今回出走させるタガノディアマンテは、人気別成績以外のデータは当てはまるので、これを穴馬の候補として入れておきたい。

「過去5年の中山芝1800mの厩舎別成績」の2頭も入れると全部で6頭いるので、勇気を持って1番人気の馬を予想して、それを軸にする。それは結局どの馬か?最後は騎手の人気の差になると考え、武豊騎手が乗るファンタジストが1番人気になると予想する。

ファンタジストからクリノガウディー、ロジャーバローズ、ヒシイグアス、ディキシーナイト、タガノディアマンテの相手5頭の3連単を買ってみる。ファンタジストが1番人気にならなかった場合、元も子もない予想になりそうだが……。