前走GⅠを使った馬の成績がやはり悪い中山牝馬S
まずは土曜日に行われた中山牝馬Sから。スタート後、カワキタエンカがスッと逃げる展開となった。平均ペースで、各馬思い思いの位置で勝負どころまでじっと我慢していたが、4角手前でフローレスマジックが動いて行ったため、ここで前の馬には厳しい展開となった。自ら仕掛けたフローレスマジックが早めに先頭に立って押し切りを図ったが、ゴール前は大激戦となった。
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勝ったのは、フローレスマジックをぴったりマークしていたフロンテアクイーン。これまで重賞で2着が5回と惜しいレースが続いていたが、15度目の重賞挑戦で悲願の重賞制覇を達成するとともに、騎乗していた三浦騎手もJRA通算700勝を達成した。
2着のウラヌスチャームは展開がはまって、差し切れるかと思ったが、勝ち馬の粘っこさにやられた感がある。3着には、2着馬とともに上がってきたアッフィラートが入った。
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買い目に挙げたミッキーチャームはまさかの最下位。レース前からイレ込みが見られた。ノームコアは直線で前が壁になり、追いだしが遅れて7着。穴で狙ったウインファビラスは9着に敗れた。前走GⅠを使った馬の成績が悪い中山牝馬S。このデータを軽視したのは反省しなくてはならない。今回の反省を踏まえて、このデータは来年も覚えておきたい。
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長期休み明けでもダノンプレミアムが圧勝
日曜中京メイン、金鯱賞はタニノフランケルが何が何でも行く構えを見せてハナへ。ペースは平均だった。直線でダノンプレミアムが力強く抜け出して勝利。2着は勝ち馬を懸命に追うが、最後まで差が詰まらなかったリスグラシュー、3着には直線でうまく内を突いたエアウィンザーが入った。ダノンプレミアムは10か月ぶり、メンバーがそろっていたにも関わらず、余裕を持っての完勝だったのを見ると、今後がさらに楽しみだ。
予想はGⅠ馬を全て切ったが、1,2着で決着した。中山記念と違って、金鯱賞は実力馬がきっちり力を示した格好となった。
GⅠ馬は全て消し 金鯱賞は条件ぴったりな上り馬を本命に
坂井瑠星騎手、重賞初勝利
フィリーズレビューは、直線まで内で距離ロスなく回ってきた馬の決着。しかも同着で勝ち馬が2頭出るという結果になった。ノーワンは、ここしかないという隙間を突いての勝利。結果、強引にこじ開けたとして坂井瑠星騎手は騎乗停止の処分を受けた。少し後味の悪い結果となったが、坂井瑠星騎手はうれしい重賞初勝利。
プールヴィルはうまく外に出しての勝利。こちらもうまく乗った感がある。3着には前で外々を回されながらもしぶとく伸びたジュランビルが入った。
本命に挙げたレッドアネモスは15着と大敗。4角手前での不利が痛かった。ノーカウントのレースとし、次に出てきた時に人気を落とすようだと狙ってみたい。
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ルガールカルムは桜花賞でも要注意?
中山のメイン、アネモネSは2、3番人気のルガールカルム、レッドアステルの決着に終わった。ルガールカルムはメンバーが弱かったのはあるが、勝負どころの反応、直線の抜け出しを見ると、桜花賞で狙ってみたい存在。桜花賞になかなか結果が直結しないアネモネSだが、レースぶりを見ると楽しみだ。
2着のレッドアステルは一完歩ずつ詰めては来たが、勝ち馬が強すぎた。
予想は勝ったルガールカルムはあったが、2着のレッドアステルが無印だった。今週のSPAIA予想陣は全員が予想を外して散々な結果となった。
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