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洛陽Sはグァンチャーレで決まり 穴は前走オープン組のあの馬

競馬
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人気薄に注意

2月9日(土)に京都競馬場で行われる洛陽S(OP・芝1600外)。もともと1600万以下のレースだったが、2011年よりオープンに格上げされた。過去の成績を見ると、勝ち馬は1~3番人気から出ており、一見かたい決着かと思いきや、2桁人気の馬もちらほら馬券に絡んで配当妙味がありそうなレース。さっそく予想していこう。

このレース不振の逃げ馬だが、実は京都1600m(外)は有利

まずは過去8年の京都芝1600m(外)脚質別成績を見ていただきたい。

過去8年の脚質別成績

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京都の外回りは直線が長いため、後ろからでも届くと思われがちだが、複勝率を見ると実は逃げ馬にとって圧倒的有利な条件なのである。ただ、過去8年の洛陽Sの脚質別成績を見ると意外な結果が出た。

過去8年の洛陽ステークス脚質別成績

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差し馬が6勝を挙げて、逃げ馬の成績がかなり悪い。これはオープンまで上り詰めた馬なら、かなりの決め手があり、後ろからでも十分届くからではないだろうか。決め手上位の馬には注意したい。

次は過去8年の京都1600m外回りの種牡馬別データである。

京都1600m外回りの種牡馬別成績

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いつも読んでいただいている読者の方はお分かりだろうが、トップはディープインパクト。しかし注目したいのは14戦5連対のスクリーンヒーロー産駒。洛陽Sでも、今年も出走するグァンチャーレが2年連続2着の成績を残している。

穴馬の資格があるのは?

5番人気以下で馬券圏内に来た馬は、過去8年で7頭いる。その馬たちの共通点を探ってみた。

一つは前走オープンクラスを使った馬。これらは2着4回3着3回と全てが馬券に絡んでいる。荒れるとみるなら前走オープン組から選ぶのがよさそう。ただ、この後がなかなか見つからず、苦し紛れに生み出すとすれば、グァンチャーレ以外新馬戦で馬券に絡んでいるということである。「新馬で好走する=ポテンシャルがある」と思っているが、4歳以上の馬たちにこんなデータが通用するのか?一応参考までにしておく。

実績、血統を考えるとグァンチャーレ

今年のメンバーを見渡すと前走掲示板に載ったのがキョウヘイのみで何から行くべきか悩ましいレースだが、ここは実績、血統を踏まえてグァンチャーレからいきたい。重賞だと一枚足りないが、オープンならここ5走が全て馬券圏内。このレース2年連続2着は軸にするのは心強い実績。

相手も悩ましいところ。血統からなら、スクリーンヒーロー産駒のグァンチャーレは選んだから、ここは逆らわずにディープインパクト産駒。該当馬はカツジとグリュイエールの2頭である。前者は前走のポカは気になるが、2走前がGⅠマイルCSで怒涛の追い込みを見せて3着とはアタマ差。自身が使える決め手を発揮すれば、オープンクラスなら勝ち負け。

藤原英厩舎の今年の成績

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後者は、前走からマイルに活路を見いだそうとしている感があるが、藤原英厩舎の今年の成績が抜群なだけに、このマイル2戦目の作戦がはまる可能性があり逆らえない。

最後に穴馬を。前走オープンに出走していた馬から選ぶとする。狙うなら5歳馬ジョーストリクトリ。3歳時にニュージーランドS(GⅢ)を勝ってから大不振。ジョーカプチーノ産駒の5歳馬は今まで2頭が出走して全て連対。

ジョーカプチーノ産駒の年齢別成績

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ジョーカプチーノの現役時代のピーク時は3歳だったが、この馬の父は晩成血統のマンハッタンカフェ。実は5歳くらいでも力を出せるのかも?ちなみにジョーストリクトリは新馬戦2着だった。

馬券はグァンチャーレからカツジ、グリュイエール、ジョーストリクトリに馬連と3連複で勝負したい。