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「マイル重賞」=「ロードカナロア」ではなかったが、フェアリーSの勝ち馬は中山巧者の血統

2019 1/15 14:37SPAIA編集部
馬群,ⒸSPAIA
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フィリアプーラの差し切り勝ち

1月12日(土)に中山競馬場で行われたフェアリーS。この勝ち馬には血統的な裏付けがあった。レース、予想の結果がどうだったのか考察していく。

これといった逃げ馬がおらず、もっと遅いペースになると思ったが、結果的にはサンタンデールが逃げて、プリミエラムールがつついて行ったためにペースは緩まず。平均ペースでどこからでも来られる展開だった。

勝ったフィリアプーラは後ろで行きたがるのを我慢させ、直線では思い切って外へ。自信の騎乗が結果的に正解。しっかり足を使って内の各馬を差し切った。

ホウオウカトリーヌは馬群の中でも、ひるむことなく競馬ができた。掛かる面もなく、騎手に従順で賢い馬。センスがありそう。

グレイスアンは3番手に付けて、直線で抜け出しを図るが伸び切れず。立ち回りがうまいので、もう少し切れが増せば。

このレースで目立ったのは勝ち馬フィリアプーラくらい。時計も同じ条件の最終レース(4歳以上500万下)よりも1秒3も遅いし、1勝馬ばかりのメンバーだった。重賞だが、レベルが低く上位に来た馬を過信するのは禁物かも。各馬、今後の成長に期待したい。

フィリアプーラは中山がお得意の血統

今回、予想のテーマは「マイル重賞」=「ロードカナロア」だったが、唯一該当したレーヴドカナロアは13着。新馬勝ちが大雑把な競馬だっただけにこの敗戦は仕方ないか。

勝ち馬は2番手に推奨したフィリアプーラ。兄が中山競馬場で行われた朝日杯FS(GⅠ)勝ちのアルフレード、父がハービンジャーと、中山がぴったりの血統だっただけにデータ的に勝ち負けして当然だったということか。

今回は「マイル重賞」=「ロードカナロア」のデータが通用しなかったが、まだまだ使えそうなネタ。今後のためにも覚えておきたい。