フィリアプーラの差し切り勝ち
1月12日(土)に中山競馬場で行われたフェアリーS。この勝ち馬には血統的な裏付けがあった。レース、予想の結果がどうだったのか考察していく。
これといった逃げ馬がおらず、もっと遅いペースになると思ったが、結果的にはサンタンデールが逃げて、プリミエラムールがつついて行ったためにペースは緩まず。平均ペースでどこからでも来られる展開だった。
勝ったフィリアプーラは後ろで行きたがるのを我慢させ、直線では思い切って外へ。自信の騎乗が結果的に正解。しっかり足を使って内の各馬を差し切った。
ホウオウカトリーヌは馬群の中でも、ひるむことなく競馬ができた。掛かる面もなく、騎手に従順で賢い馬。センスがありそう。
グレイスアンは3番手に付けて、直線で抜け出しを図るが伸び切れず。立ち回りがうまいので、もう少し切れが増せば。
このレースで目立ったのは勝ち馬フィリアプーラくらい。時計も同じ条件の最終レース(4歳以上500万下)よりも1秒3も遅いし、1勝馬ばかりのメンバーだった。重賞だが、レベルが低く上位に来た馬を過信するのは禁物かも。各馬、今後の成長に期待したい。