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クロフネ産駒ビーチサンバを狙え! 過去のデータから予想する阪神JF展望

阪神ジュベナイルフィリーズ
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ⒸSPAIA

ダノンファンタジーは7枠13番

12月9日に阪神競馬場で行われる、2歳マイル女王決定戦。阪神ジュベナイルフィリーズの枠順が確定した。2歳の若駒、しかも牝馬で調整が難しく、各陣営の腕の見せどころだ。初戦は敗れたものの、未勝利、重賞を圧倒的1番人気で制したダノンファンタジー、アルテミスステークスで見事なゴボウ抜きを見せたシェーングランツが人気を集めそうだ。

出走表は次の通りである。
1-1 ベルスール(牝2/54.0kg/B.アヴドゥラ)
1-2 ジョディー(牝2/54.0kg/四位)
2-3 プールヴィル(牝2/54.0kg/秋山)
2-4 シェーングランツ(牝2/54.0kg/武豊 )
3-5 メイショウショウブ(牝2/54.0kg/池添)
3-6 スタークォーツ(牝2/54.0kg/荻野極)
4-7 ウインゼノビア(牝2/54.0kg/松若)
4-8 ラブミーファイン(牝2/54.0kg/丸山)
5-9 クロノジェネシス(牝2/54.0kg/北村友)
5-10 タニノミッション(牝2/54.0kg/浜中)
6-11 ビーチサンバ(牝2/54.0kg/福永)
6-12 レッドアネモス(牝2/54.0kg/戸崎)
7-13 ダノンファンタジー(牝2/54.0kg/C.デムーロ)
7-14 サヴォワールエメ(牝2/54.0kg/藤岡康)
7-15 ローゼンクリーガー(牝2/54.0kg/藤岡佑)
8-16 グレイシア(牝2/54.0kg/田辺)
8-17 トロシュナ(牝2/54.0kg/北村宏)
8-18 メイショウケイメイ(牝2/54.0kg/古川)

クロフネの血を引く馬を狙え

過去10年の阪神ジュベナイルフィリーズの種牡馬別成績は以下の通り。

種牡馬別成績

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注目はクロフネ産駒。この10年で勝利こそないが、馬券圏内に来た馬には、クロフネサプライズ(単勝89.9倍)、ベストクルーズ(単勝12.2倍)、ホエールキャプチャ(単勝19.1倍)と2桁オッズの馬が穴をあけている。母父にクロフネを持つリリーノーブルも2017年に2着に来ており、注意はしておきたい。

次に過去10年の生まれた月別成績を見てみよう。

生まれた月別成績

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2歳馬なら、少しでも早く生まれた方が体の成長面で一歩リードするのかと思いきや、分母が少なすぎるにしても、意外に5月生まれの健闘が目立つ。ただ、3、4月生まれより、1、2月馬の方がよく馬券に絡んでおり、迷った場合はこちらの馬を選びたい。

また、過去10年の馬体重別成績からはこのようなデータが見られた。

馬体重別成績

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データからは、ある程度馬体重があった方がよさそう。ただ、400~419kgの馬体重でもレッドリヴェール(5番人気)とジョワドヴィーヴル(4番人気)が勝っている。体が小さすぎるからといって、人気を落とすようであれば、注意はしておきたい。

最後に過去10年の脚質別成績である。

脚質別成績

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2歳戦らしくスローペースになり、逃げた馬が残りやすいのかと思ったが、これも意外に差しが利く。直線が長いのでじっくりためて、決め手を生かす方がいいのかもしれない。ただ、複勝回収率が一番高いのは先行馬。穴っぽい先行馬には注意したい。

本命はクロフネ産駒のビーチサンバ

本命はビーチサンバ。クロフネ産駒、4月生まれ、ここ2走の馬体重が460kg台、差し馬ならデータ的に狙いたくなる。前走は早めに抜け出して押し切るかと思ったが、勝ち馬の末脚がすごく、出し抜けを食らった印象。2着といっても内容は濃かった。

対抗はダノンファンタジー。2着馬に有利の展開かと思いきや、しっかりと足を伸ばして勝ち切った。決め手は相当なものがありそう。ケチをつける点もなく、人気馬でも逆らいにくい。

ウインゼノビアは前走、外枠で無理に前に行かなかったのがアダになった感がある。ただ、それでも4着なら力がある証拠。2、3走前のようにある程度前に付ければ、この馬が穴っぽい先行馬のように思える。