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穴は逃げるサンライズソア 過去のデータから見るチャンピオンズカップ

チャンピオンズカップ
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ⒸJRA

過去のデータからは不利な3歳馬

12月2日(日)に行われるチャンピオンズカップ。今年は少し様相が違う。それは、骨っぽい3歳馬が2頭もいること。1頭なら何年か前に記憶にあるが、2頭となると思い出せない。果たして3歳馬はこのレースと相性がいいのか。それを含めて考察していきたい。

まずは年齢別成績から見ていこう。

年齢別成績

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3歳馬は過去10年で0勝。馬券にからんだのは、ノンコノユメ、シルクメビウス、ホッコータルマエ、ゴールデンチケットの4頭。ノンコノユメは武蔵野ステークス(GⅢ)で古馬を撃破しているが、ほかの3頭は古馬に勝てなくても、GⅠで結果を残した。

今年、人気が予想される3歳馬ルヴァンスレーヴ、オメガパフュームはノンコノユメよりも、輝かしい実績がある。ルヴァンスレーヴは古馬相手のGⅠ競走、南部杯を制覇。オメガパフュームも古馬に交じってJBCクラシック2着。2頭とも、ここ10年で最強の3歳馬と言ってもいい実績である。

10年に区切らなければ、クロフネやカネヒキリ、アロンダイトなどが3歳でも勝っており、この2頭、どちらかが仲間入りを果たしてもおかしくはない。

JBCクラシック組が一歩リード

過去10年の前走レース別成績からは、JBCクラシック組が3勝と一歩リード。南部杯、武蔵野ステークス組も2勝と悪くない数字だ。今年は中央でJBCが開催されたため、みやこステークスは施行されなかった。前走JBCクラシック、武蔵野ステークス、南部杯組から馬券を買うのが妥当だと考える。

前走別成績

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中京ダートは前に行く馬を買え

最後に中京1800mの脚質別成績を見てみよう。

中京ダート1800m脚質別成績

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小回りコースらしく、逃げ、先行が圧倒的有利。やはり直線が短く、後ろから行く馬は届かないことが多い。ただ、このレースだけは少し違う。中京で行われるようになってから今年で5回目となるが、過去4回で先行馬が勝ったのは1回目のホッコータルマエのみ。それ以外の年は、それほど前にいる馬に厳しいペースでないにも関わらず、差し、追い込み馬が勝っている。実は強力な末脚があれば、届くコース形態なのだろうか。

ケイティブレイブの安定感 穴は逃げるサンライズノア

以上3つのデータより、ケイティブレイブを本命に推す。前走のJBCクラシックでは、この馬にしては一列後ろからの競馬だったが、きっちり勝利した。データ的にもケチをつけるところがないし、安定感があるのが魅力。ルヴァンスレーヴ、オメガパフュームはローテーションのデータでは合致するが、過去10年3歳馬が勝っていないところや、後ろからレースを進めるだけに、2、3番手評価にとどめた。

穴で狙ってみたいのがサンライズソア。4歳馬はデータ的に少し不利だが、あとの2つは悪くない。前走は、後ろからつつかれて厳しい展開でも3着に粘った。マークが薄くなると中京コースらしく粘り強さがものをいうかもしれない。