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過去のデータからもアーモンドアイが優勢 ジャパンカップ展望

ジャパンカップ
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ⒸJRA

ジェンティルドンナに続けるか

11月25日(日)に東京競馬場で行われる第38回ジャパンカップ(GⅠ 芝2400m)。最大の注目は今年牝馬3冠を達成したアーモンドアイが古馬の牡馬に交じってどこまでやれるかだろう。前哨戦を使わず、ぶっつけ本番で秋華賞を使ったということは、目標はこのレースだろう。もしアーモンドアイが勝てば、ジェンティルドンナ以来2頭目の、3歳牝馬でのジャパンカップを制覇となる。では、データからアーモンドアイに死角がないのか見ていきたい。

1番人気が圧倒的有利な条件

まずは過去東京競馬場2400mの人気別成績を見ていただきたい。勝率41.3%もさることながら、連対率60.6%、複勝率74.3%と、圧倒的な数字をたたき出している。

ジャパンカップデータ表

ⒸSPAIA

ジャパンカップの過去10年の成績も、勝率はそこまでではないが、連対率60%、複勝率80%と1番人気には逆らえない数字となっている。優勝賞金3億円のレースだけに、勝ち負けを意識できる馬はここを目標に万全の仕上げをしてくるということだろう。

6歳以上は消し?

過去10年のジャパンカップの世代別成績を見てみると、3、4、5歳は数字的にそれほど変わらない。

ジャパンカップデータ表

ⒸSPAIA

ただ、6歳以上は成績がガクッと落ちる。昨年の勝ち馬、シュヴァルグランにとっては嫌なデータだ。

アーモンドアイには乗り越えなければならないデータ

アーモンドアイにとって気になるデータがある。それは過去10年、関東馬の成績が非常に悪いということだ。

ジャパンカップデータ表

ⒸSPAIA

勝ち馬は10年前のスクリーンヒーロー以来、出ていない。2、3着も合わせて3頭と、関西馬が圧倒的なレース。このデータを乗り越えられるか?

本命はアーモンドアイ!

本命はアーモンドアイ。十中八九1番人気になるだろうし、3歳馬の成績も悪くないレース。牝馬3冠をあれだけの内容で勝つなら、関東馬不利のデータは乗り越えられるとみる。ここでは載せなかったが、牝馬も過去10年で5勝と悪くない。ジャパンカップまで制覇し、箔をつけたいところだ。

対抗はキセキ。ドロドロの馬場で菊花賞を制覇してから、調子を落としていたが、前走の天皇賞3着で完全復活といっていいだろう。挙げたデータ的にも好走条件がそろっている。

スワーヴリチャードは前走が不満。年齢を重ねて、ズルさを見せ始めているようで、気を抜かなければ好走が期待できるだろう。