今回もルメールでいいのか?
今、一番勢いに乗っているのがルメール騎手。10月以降行われたGⅠ級のレースは全部で6回。うち4勝、3着1回と、馬券圏内を外したのは、先週のJBCレディスクラシックの4着のみ。今週の騎乗予定馬はノームコアと、実績がある馬だけに軽視はできない。
今、一番勢いに乗っているのがルメール騎手。10月以降行われたGⅠ級のレースは全部で6回。うち4勝、3着1回と、馬券圏内を外したのは、先週のJBCレディスクラシックの4着のみ。今週の騎乗予定馬はノームコアと、実績がある馬だけに軽視はできない。
過去3年の京都競馬場の芝での騎手データは次の通りである。
ⒸSPAIA
勝ち星トップ3を見ていると、川田騎手がかろうじてトップだが、特筆すべきはルメール騎手の連対率と、複勝率。複勝率に関しては、5割を超えており、驚異的な数字といえよう。
分母が少なく、参考にはならないかもしれないが、京都2200メートルに絞っても、連対率、複勝率ともに4割を超えている。
過去3年の京都競馬場の芝での種牡馬データは次の通りである。
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こちらは断トツでディープインパクト産駒の勝ち星が多い。2位以下にダブルスコアーの差がある。
こちらも分母が少なく、参考になるか微妙だが、京都2200に絞っても、複勝率が4割を超えるだけに、こちらは注目すべきデータではないだろうか。
ここ10年の勝ち馬を見ると、近3走以内に面白い特徴がある。3歳馬でこのレースを勝ったのは、リトルアマポーラ、メイショウマンボ、モズカッチャンの3頭。リトルアマポーラはオークス1番人気、あとの2頭はオークスで連対していた。
古馬を見てみると、2010、2011年に連破したスノーフエアリーは外国馬なので除くとして、あとの5頭は牝馬限定戦でもいいので、重賞かオープン特別で好走するか、1600万以上のクラスで牡馬相手に連対していた。牡馬相手やオープンクラスでも、屈しない力が要るということ。
このデータに当てはまるのが、ハッピーユニバンス、フロンテアクイーン、レッドジェノヴァ、モズカッチャン、ヴァフラーム、リスグラシュー、ワンブレスアウェイ、エテルナミノル、コルコバード、ミスパンテールと多数いる。
今回、ルメール騎手が騎乗するノームコアは、このデータには当てはまらず、順調にも使えなかったのは不安材料。ただ、今のルメール騎手にはこの不利な状況を覆すだけの勢いがあるのも事実だ。
果たして結果はどうなるのか。第43回エリザベス女王杯は11月11日15時40分に発走する。