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北野武が命名! 話題性だけでなく実力も本物“キタノコマンドール”

競馬
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Ⓒゲッティイメージズ

抜群の加速力は皐月賞の大舞台でも大きな強み!

3~4コーナーを回るときの鋭い加速力とその後のスピード持続力、これがキタノコマンドールのセールスポイントだ。15日(日)にGⅠ皐月賞が行われる中山競馬場は、小回りコースでキタノコマンドールの強みを存分に活かせる舞台だと言えるだろう。

全姉のデニムアンドルビーは重賞2勝、GⅠジャパンCと宝塚記念で2着の実績がある良血馬というだけでも注目度は十分だが、名付け親はタレントであり映画監督でもある北野武氏だということで様々なメディアで取り上げられている。

キタノコマンドールは、2016年のセレクトセールにて2億520万円(税込)で落札され、競馬界に新規参入したDMM.comが運営する一口クラブ「DMMバヌーシー」で募集された。

通常、一口クラブの募集は40~500口だが、DMMバヌーシーではなんと9932口。支払い方法もあらかじめ引退までに必要な費用を支払う(キタノコマンドールは一口42,000円)今までの一口クラブの常識を打ち破る運営方針を掲げている。

皐月賞4勝は歴代最多勝!

騎乗するデムーロ騎手は、これまで皐月賞に9回騎乗して4勝2着2回と驚異的な成績を残しており、まさに“優勝請負人”だ。1日(日)に行われた大阪杯(GⅠ)では、3コーナーからの捲りを見せ、見事にスワーヴリチャードをGⅠ初制覇に導くなど、時にあっと驚く騎乗を見せる。内枠(3枠5番)を活かし、どのような騎乗を見せてくれるのか期待が膨らむ。

デムーロ騎手皐月賞騎乗成績

ⒸSPAIA


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皐月賞当日は雨予報

阪神競馬場・芝2000mで行われた新馬戦、続く2戦目のすみれS(阪神競馬場・芝2200m)とわずか2戦のキャリアだが、いずれも後方からレースを進めると、4コーナーでグングンと加速し、上がり33秒台の末脚で地力の違いを見せた内容だった。

しかし不安がないわけではない。わずかキャリア2戦で初めての重賞挑戦がGⅠ、戦ってきた相手も一気に強化される。またこれまでは少頭数のスローペースだったが、皐月賞は多頭数で、ペースも違うだろう。さらに、皐月賞当日は雨予報となっており、道悪馬場に対応できるかも鍵となる。

そんな不安を跳ね除け、北野氏が2010年に受賞したフランスの芸術文化勲章“コマンドール”という名前の通り、GⅠの勲章を手にすることができるのか。出資している多くの会員、ファンの夢を乗せて、いざ皐月賞に挑む!