5月は指名馬がすべて馬券外に
今週行われるレースの中から、編集部員が選んだ「危険な人気馬」を公開! 今回は編集部ゲンが小倉11Rの北九州記念から指名。忖度なしの真剣(ガチ)予想で挑みます。
※「消しの人気馬」とは、上位人気が想定される馬の中で、担当者が「3着以内に来ない」と判断した馬となります。
今週行われるレースの中から、編集部員が選んだ「危険な人気馬」を公開! 今回は編集部ゲンが小倉11Rの北九州記念から指名。忖度なしの真剣(ガチ)予想で挑みます。
※「消しの人気馬」とは、上位人気が想定される馬の中で、担当者が「3着以内に来ない」と判断した馬となります。
小倉11R 北九州記念
・アブキールベイ
今年の葵Sで15番人気の低評価を覆し大金星を挙げた3歳牝馬。同レース勝ち馬は昨年の北九州記念を制したピューロマジックをはじめサマースプリントシリーズで好走するケースが多く、本馬も前走とは打って変わって人気を背負う立場となりそうだ。しかし、今回は越えるべき壁が存在する。
まずは脚質。近年葵S勝利後の古馬戦でも結果を出した馬の脚質を見ると、ピューロマジック(23年北九州記念/逃げ)、レイハリア(21年キーンランドC/先行)など、逃げ先行馬という共通点がある。対して本馬は中団から差す競馬がパターン。小回りコースで馬群に入り、500kg級の筋肉質なスプリンターを相手に410~420kgと華奢な馬格で渡り合えるのかいささか疑問だ。
これまでの戦績を見ても、3勝のうち2勝は少頭数の8枠から。多頭数だった葵Sにしても、馬群がバラけたことで道中での揉み合いはほぼなかった。初の18頭立てとなる今回、激しいポジション争いや馬群をこじ開ける競馬に対応できないと好走は難しいとみる。
また、高速時計への対応も課題だ。過去10年の夏の小倉、開催1~4日目に行われた芝1200m重賞では、良馬場の場合は該当4レースが1:07.3以内の決着。稍重であっても1分7秒台後半~8秒台前半で決着している。今年の葵Sは内を中心に馬場が荒れていたなどの事情もあり、過去10年では最も遅い1:08.3での決着。2勝目を挙げた萌黄賞についても1:08.9と、高速馬場への適性は未知数だ。
以上2つの要素から、初の古馬重賞となるここはハードルが高いと判断した。加えて、主戦の岩田望来騎手は海外修行中で不在。乗り替わりでこの馬本来の能力を引き出せるかにも疑問が残る。ここは馬券圏内の好走確率は極めて低いとみて、危険な人気馬に指名する。
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