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一刀両断!消しの人気馬~6月29日~ 気になる「小回り」と「距離短縮」…函館記念は4歳の注目馬をバッサリ

2025 6/28 20:00SPAIA編集部
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5月は指名馬がすべて馬券外に

今週行われるレースの中から、編集部員が選んだ「危険な人気馬」を公開!

今回は編集部・ざきおが函館11Rの函館記念から指名します。

この春は皐月賞から日本ダービーまで6週連続で指名馬の消しに成功!夏競馬も危険な人気馬を思い切って馬券から外し、好配当を狙っていきましょう。

※「消しの人気馬」とは、上位人気が想定される馬の中で、担当者が「3着以内に来ない」と判断した馬となります。


今週の「消しの人気馬」

函館11R 函館記念
・ハヤテノフクノスケ
青森県産のウインバリアシオン産駒という経歴でも注目を集める4歳馬。世代限定の重賞では馬券圏内に一歩届かなかったが、2走前に阪神芝3000mの3勝クラス戦で後続に0秒9差の圧勝劇を演じて堂々とオープン入りを果たした。

北海道では稍重の札幌芝2000m戦で1勝クラスを突破しており、同じく稍重の札幌芝2000mの2勝クラス戦でも2着と札幌では【1-1-0-1】という実績があるが、函館は今回が初参戦。オール洋芝、直線平坦など似た特徴を持つ札幌競馬場と函館競馬場の芝コースだが、決定的に違うのが“コーナーの大きさ”だ。

札幌芝は一周距離が1640.9m(Aコース)とローカルの競馬場の中では比較的大きめで、かつ4つのコーナーの半径も大きい。航空写真を見ると分かりやすいが、一般的な楕円形の形状ではなく、円形に近いつくりのコースとなっている。対照的に、函館芝は一周距離が1626.6m(Aコース)とサイズ自体が札幌と比べて小さく、形状もいわゆる楕円形でコーナーの角度がきつい。

ハヤテノフクノスケは内回りコースでも好走歴があるが、昨年の菊花賞以降で馬体が一気に成長。今や540kgに迫る雄大な馬格を誇り、走り方を見ても跳びは大きいタイプで、小回りコースは好ましい条件とは言えない。

また、勝利距離も2000~3000mとストライクゾーンの広いタイプではあるが、2000m戦【2-2-0-1】のうち稍重で【2-1-0-0】に対して良馬場では【0-1-0-1】と勝てていない。2000mは本質的に短く、道悪などの影響で時計はかかってほしいというのが本音だろう。

3000m→3200mという連戦からの一気の距離短縮に加え、コース形状からも“忙しさ”という壁がつきまとう。個人的には大箱かつもう少し距離が長い京都大賞典(京都芝2400m)やアルゼンチン共和国杯(東京芝2500m)あたりで狙いたく、今回は消してかかりたい。

消しの人気馬出走レースを見る

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