20年には厩舎の“先輩”が15番人気V
29日に函館競馬場を舞台に争われる函館記念(GⅢ・芝2000m)。今年のサマー2000シリーズの幕開けを告げる難解な北のハンデ重賞で、AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:ヴェローチェエラ
●短評
栗東・須貝尚介厩舎に所属するリアルスティール産駒の4歳馬。クラシック出走は叶わなかったが、条件戦を3連勝でオープン入りすると、強敵揃いの日経新春杯で4着、阪神大賞典5着と古馬GⅡで実力を証明した。
前走の大阪ーハンブルクC(芝2600m)は2番人気に推されるも、出遅れて後方からとなり6着敗戦。加えて、阪神大賞典時には「距離」を敗因とする騎手のコメントもあったように、長距離はベストでない可能性もある。新馬以来となる2000mへの距離短縮で新味を出せれば、前進は可能だ。
●データ
過去10年の前走着順別成績では、掲示板外の6着以下に敗れた馬が【4-7-6-76】となっており、馬券圏内30頭の半数以上を占めている。その中心は前走6~9着馬【3-4-2-33】で、さらに脚質が「差し」の場合は【3-1-2-10】勝率18.8%、複勝率37.5%と好成績。該当馬を見ると、昨年はグランディアが4番人気2着に好走、20年は厩舎の“先輩”でもあるアドマイヤジャスタが15番人気1着の大番狂わせを起こしており、妙味の面からも注目だ。
また、所属の須貝厩舎は同期間で【1-1-0-2】と好相性。参考までに、直近5年函館、札幌の通算を見ると、【48-32-25-155】勝率18.5%、複勝率40.4%、回収率は単:117%、複:104%と明らかに北海道開催を得意としている点も覚えておきたい。
AI予想エンジンKAIBA
◎ヴェローチェエラ
◯グランディア
▲ディマイザキッド
△マコトヴェリーキー
×ランスオブクイーン
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
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