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【日本ダービー】メンバー中屈指の“ダービー血統” キズナ産駒サトノシャイニングの逆襲期待

2025 6/1 09:00SPAIA編集部
サトノシャイニング,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

母系にもダービー馬がズラリ

6月1日に東京競馬場で行われる第92回東京優駿(日本ダービー)。同舞台のオークスと同様、スピードよりもスタミナが求められるタフな条件となっている。

血統からみる傾向としては、近年では父・母系ともスタミナに寄せたパターンに加え、母系を中距離志向の北米血統で固めた馬の活躍が目立つ。

そこで注目したいのが、きさらぎ賞の勝ち馬で前走は皐月賞で5着だったサトノシャイニングだ。


サトノシャイニングの血統,ⒸSPAIA


サトノシャイニングの父は2013年の日本ダービー馬キズナ。フランスのタフな条件で行われたニエル賞を勝ち、凱旋門賞でも4着。スタミナと底力を兼ね備えた種牡馬といえるだろう。母スウィーティーガールはアルゼンチンGⅠの勝ち馬で、いわゆる母系を米血で固めたパターンになる。

母の父Star Dabblerは2006年のインディアナダービー勝ち馬で、祖母の父Deputy Commanderは1997年に“真夏のダービー”と呼ばれるトラヴァーズSとスーパーダービーを連勝。さらに3代母の父Relaunchもデルマーダービーを制しており、まさに“ダービー血統”。「ダービー馬はダービー馬から」の格言通りの活躍に期待が膨らむ。

最後にもう1頭、同じキズナ産駒のエリキングも楽しみな存在だ。スタミナと底力に優れるタイプで、ダービーだけでなく菊花賞まで追いかけたい。

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