現4歳世代、屈指の実力馬
8日に東京競馬場を舞台に争われる安田記念(GⅠ・芝1600m)。春の東京GⅠ・5連戦を締めくくる上半期の最強マイラーを決める一戦だ。AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:ジャンタルマンタル
●短評
栗東・高野友和厩舎に所属するPalace Malice産駒の4歳牡馬で、2歳時に朝日杯FS、3歳時にNHKマイルCを制した世代マイル王だ。国内ではGⅠ含め一度も馬券圏内を外していない安定感を誇り、皐月賞3着という実績からも現4歳世代屈指の実力を持つ。
昨年12月に行われた前走の香港マイルでは13着に大敗したが、これは熱発の影響で順調さを欠いたローテが一因で、力負けとは言い切れない。この春は安田記念一本に照準を定めており、本来の走りに期待できる。
●データ
過去10年の枠順別成績を見ると、1~4枠が【3-6-3-60】3勝、複勝率16.7%。これに対して、5~8枠が【7-4-7-71】7勝、複勝率20.2%と外目の枠がやや優勢となっている。AIも5枠から外の馬を中心に印を回した。
さらに上記データを深掘りすると、今回コンビを組む川田将雅騎手が最多タイの2勝【2-0-0-4】を挙げていた。17年には7番人気のサトノアラジン(7枠14番)、21年には8番人気のダノンキングリー(7枠11番)と人気薄の馬で勝利。特に後者ではGⅠ・6勝の“絶対女王”グランアレグリアを破っており、非常に頼もしい。
ほか年齢別成績では、4歳が【5-3-2-30】と同期間内の半数で勝利している点も好材料。複数のプラスデータが本馬の好走を後押しする。
AI予想エンジンKAIBA
◎ジャンタルマンタル
◯ブレイディヴェーグ
▲トロヴァトーレ
△ソウルラッシュ
×シックスペンス
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
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