荒れる傾向があるレースだが……
11日に東京競馬場で行われるNHKマイルC(GⅠ・芝1600m)。今年で30回目ながらも、度々荒れることで知られるレースで、2007年は17→1→18番人気の決着で3連単配当が973万9870円となった。最近でも2022年に18番人気カワキタレブリーが3着に入ったことで100万円超えの配当が出ている。
今年も高配当が飛び出すのだろうか。期待もこめて、SPAIA予想陣5者がどの馬に本命印を打ったのか見ていこう。
AI予想エンジンKAIBA、京都大学競馬研究会、東大ホースメンクラブの3者は、朝日杯FS勝ち馬アドマイヤズームを本命、チャーチルダウンズCを制したランスオブカオスを対抗に指名と、完全に一致。3番手以下にはイミグラントソングやマピュース、アルテヴェローチェなど上位~中位人気になりそうな面々を挙げている。
東大HCはアドマイヤズームについて、2歳マイルGⅠの勝ち馬が過去10年で【3-2-1-1】と好走率が高い点を強調した。東京芝1600mは初だが、朝日杯FSで上がり最速を記録しており長い直線は歓迎と述べた。
中穴サイドでは血統解説を連載している坂上明大氏がマジックサンズを指名。NHKマイルCで注目のDeputy Ministerなど北米血統持ちである点を評価している。ただし、同氏もアドマイヤズームに対抗印をつけており、同馬の評価の高さがうかがえる。
大穴ならデータ予想の門田光生氏が推奨するパンジャタワーに注目。ファルコンS4着からの臨戦だが、これがむしろ好データとのこと。さらに割引データに一切該当していない点が決め手となった。
全体としては、本命対抗が被った3者を含めて堅い決着を想定した予想家が多い印象。もし高配当を狙うなら門田氏ぐらい極端な印も面白い。
AI予想エンジンKAIBA
◎アドマイヤズーム
◯ランスオブカオス
▲イミグラントソング
△アルテヴェローチェ
×サトノカルナバル
京都大学競馬研究会
◎アドマイヤズーム
◯ランスオブカオス
▲イミグラントソング
△マピュース
×マジックサンズ
東大ホースメンクラブ
◎アドマイヤズーム
◯ランスオブカオス
▲マピュース
△アルテヴェローチェ
×コートアリシアン
×マジックサンズ
坂上明大(血統分析)
◎マジックサンズ
◯アドマイヤズーム
▲マピュース
△コートアリシアン
×チェルビアット
×ランスオブカオス
×イミグラントソング
門田光生(データ予想)
◎パンジャタワー
◯マピュース
▲ティラトーレ
△チェルビアット
×マイネルチケット
《関連記事》
・【NHKマイルC】過去10年のレースデータ
・【NHKマイルC】アドマイヤズーム、ランスオブカオスは消し ハイブリッド式消去法
・【NHKマイルC】割引データなし、パンジャタワーが本命 好条件“5つ持ち”マピュースも高評価