「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

競馬場の主役は競走馬たち!時代を駆け抜けた名馬をご紹介!

2016 12/9 21:03
ディープインパクト
このエントリーをはてなブックマークに追加

Ⓒゲッティイメージズ

競馬場の主役は観客やジョッキーではなく、サラブレッドと呼ばれる競走馬たちだ。強さや速さはもちろんのこと、堂々とした雰囲気のサラブレッドたちは人々を魅了する。日本が誇る名馬を紹介したい。

誰もが知る名馬“ディープインパクト”

競馬ファンのみならず競馬を全く知らない人でも、一度は耳にしたことのある“ディープインパクト”は、競馬が始まってから6頭目となる“中央競馬クラシック三冠”を2005年に無敗で達成した競走馬だ。翌年の2006年には日本の調教馬としては初めてとなる、芝・長距離部門でなんと世界ランキングトップになった。
生涯成績は14戦12勝、獲得賞金は歴代3位となる14億5455万円で、数々の輝かしい実績を残している。最後の引退レースとなった有馬記念では、その勇姿を見ようと5万人をこえるファンが集まった。

第一次競馬ブームのきっかけになった名馬“ハイセイコー”

1970年に誕生したハイセイコーは、生まれつき体格もよく将来を有望視される競走馬だった。1970年代には社会現象を巻き起こし、国民的アイドルホースと呼ばれ、子供からお年寄りまで知らない人はいないほどの人気を誇った。
第一次競馬ブームのきっかけにもなったハイセイコーは、生涯成績が22戦中13勝をあげた。1972年に大井競馬場でデヴューして6連勝を記録、翌年には中央競馬に出場し“地方競馬の怪物”として人気を博する。
ハイセイコーが生み出した第一次競馬ブームは、それまでギャンブルだった競馬が、レジャーへと転じるイメージのきっかけになったと評価されている。

女性のファンも虜にした名馬“オグリキャップ”

平成三強の一頭にあげられる“オグリキャップ”は、1987年に笠松競馬場でデヴューした。そして着実に勝利を重ね、重賞レース5勝を含む12戦10勝を記録した。伝説の名馬“ハイセイコー”と並ぶと称され、女性ファンが急増し競馬ブームの火付け役にもなった。
生い立ちにもドラマがある。生まれたばかりのオグリキャップは前脚が大きく外向になっており、自力では立ち上がることすらできなかった。しかし調教師の懸命な努力などにより、改善し逞しい体つきになっていった。またオグリキャップは古馬のように落ち着いた性格で、精神面でも評価されている。
いまだに忘れられないファンも多く、笠松競馬場には銅像が建っている。

獲得賞金額が世界一の名馬“テイエムオペラオー”

世紀末覇王と呼ばれる、獲得賞金額がトップの名馬“テイエムオペラオー”は、世代交代の激しいスプリントレースにおいて長きに渡り頂点に君臨し続けた。生涯獲得賞金は約18億3500万円となり、日本競馬界で1位のみならず、2016年現在も世界で1位となる記録を持っている。
サラブレッドは、その血統の価値で最初のセリ価格が決まるが、テイエムオペラオーはわずか1000万円という低価格で落札された。しかし低い落札価格とは反対に、予想もしなかった184倍もなる獲得賞金を稼ぎ出した。
後にJRAがテイエムオペラオーを研究したところ、心拍数がとても低く、さらには大きい心臓を持っていたことがわかり、超越した持久力の名馬ということが実証された。

まとめ

実力と人気を兼ね備えた日本の名馬を紹介した。他にも時代を駆け抜けた名馬たちが、日本には数えきれないほど存在する。今後もきっと、歴史に残る名馬たちが誕生していくことになるだろう。