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【JBC2歳優駿予想】3着内の過半数が地方馬 JRA勢を撃破へ!本命は道営のノットリグレット

2020JBC2歳優駿ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

一昨年は誤審騒動も

11月3日に行われるJBC4競走。JBCを考える上で鍵となるのが地方馬の取捨。カテゴリごとに中央馬と地方馬のレベル差はまちまち。中央馬だけで的中できるのか、それとも人気で劣る地方馬にも妙味があるのか、レースごとにスタンスを明確にしてから予想に入るのが吉だ。

今年から2歳カテゴリとしてJBCに仲間入りしたのが、3番目となる17:50に門別で発走するJBC2歳優駿(門別・ダ1800m)。昨年までは「北海道2歳優駿」の名称で行われ、一昨年には1着イグナシオドーロと2着ウィンターフェルの写真判定を誤って「1着ウィンターフェル」で確定してしまう「誤審騒動」もあったレース。

JBC2歳優駿過去5年の優勝馬



過去5年で馬券に絡んだ馬の内訳は中央馬7頭、地方馬8頭。このレースに関しては地方馬の方が格上だ。JRAのダート路線は6月にスタートして限られた番組しかないのに対し、ホッカイドウ競馬は2歳4月に早くも開幕。既に重賞がいくつも行われた後でこのレースに向かってくるので、経験値が全く違う。

一般論として素質馬は中央でデビューする傾向があるものの、この時期なら経験の差で地元ホッカイドウ所属馬が上回っているようだ。

ノットリグレットに期待

ホッカイドウ競馬の2歳戦線は今年、JBC2歳優駿に向けて再整備。具体的には昨年まで1200mだったサッポロクラシックCが1700mに変更され、上位陣が中距離でぶつかるレースが増えた。ブリーダーズGJC→サッポロクラシックC→サンライズCという路線を通ってきた馬が中心と見る。

また、中央勢は2走前に札幌で逃げて圧勝のプライムデイ、1000mでの逃げ切りがあるルーチェドーロなど、先行が激化しそうな構成。差しに回して良さの出る馬を狙いたい。

本命はノットリグレット。前走のサンライズCは6着だが、レース上がり41.1という消耗戦で外の4番手から自ら仕掛けていったことを考えれば見直せる余地あり。その前は3走連続の上がり最速。特に栄冠賞では上がり2位の馬より1秒も速い数字をマークしており、末脚ならピカイチ。母は南関でロジータ記念を勝ったノットオーソリティという良血馬でもある。

中央勢ではタイセイアゲインを重視。プラタナス賞勝ちの実績もさることながら、注目したいのはデビュー戦。1400m通過1分33秒6という超のつくスローペースから、ラスト2F12.0-11.8だけで後続を8馬身置き去りにした内容は圧巻だった。

以下、ホッカイドウ勢からトランセンデンス、シビックドライヴ、ラッキードリームに印を回しておく。

▽JBC2歳優駿予想▽
◎ノットリグレット
〇タイセイアゲイン
▲トランセンデンス
△シビックドライヴ
×ラッキードリーム