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【セントライト記念】実績馬に交じって消去を免れた大穴馬とは?ハイブリッド式消去法で占う

2020 9/16 06:00八木遊
セントライト記念消去法インフォグラフィックⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

5つのデータから絞れた馬は?

先週の『京成杯AH』は消去を免れた4頭がそろって大敗。本命に据えたルフトシュトロームに至っては、まさかのしんがりに終わった。これでこの企画の連敗は「7」に伸び、大相撲なら負け越し寸前。初めてチャレンジする3歳限定戦の『セントライト記念』で何とか一矢報いたい。

今週も過去10年の『セントライト記念』から複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。馬券対象から、1頭でも多く“消去”して週末の予想に臨みたい。今年の『セントライト記念』ではどの馬が凡走する確率が高いのか、データで迫った。

『前走馬体重470kg未満』×『前走4角5番手以下』★3.0%★ 【0-1-0-32】

中山2200mを舞台に行われるこのレース。3歳限定戦とはいえ、ある程度の馬格は欲しいところ。実際に過去10年で前走馬体重が470kg以上の【10-6-8-85】に対し、470kg未満は【0-4-2-44】と苦戦傾向。この条件に『前走4角5番手以下』という条件を付け加えると、【0-1-0-32】とほぼ馬券になっていない。

今年このデータに該当したのは、前走ダート2勝クラスを勝ち上がったダノンファストなど3頭。近親に中山巧者で重賞を3勝したナカヤマナイトがいるリスペクトも早速消去された。

【今年の該当馬】
・ダノンファスト
・フォワードアゲン
・リスペクト

『前走距離2000m』×『前走2着以下』★4.0%★

2つめの消去データは、前走距離に注目。1800mから2ハロン延長でセントライト記念に臨んだ馬は【3-1-4-27】と善戦しているが、2000mからの参戦だと、【0-2-1-42】とさっぱり。特にその前走で勝てなかった馬は【0-1-0-24】である。この条件で唯一、馬券に絡んだのが2013年のダービーフィズだった。

今年は、サペラヴィとピースディオンの2頭がこれに当てはまった。2つめの条件を終えて、人気薄の5頭が順当に消去された。

【今年の該当馬】
・サペラヴィ
・ピースディオン

『母父サンデーサイレンス系』×『前走6番人気以下』★6.7%★

母父サンデーサイレンス系は、過去10年で【1-2-2-32】と苦戦している。中でも前走で6番人気以下だった馬は【0-0-1-14】。昨年はこのデータに該当したニシノデイジーが2番人気で5着に敗れた。

今年このデータに該当したのは、上位人気が予想されるヴァルコスだけ。前走のダービーが6番人気での出走で、母の父はサンデーサイレンス直仔のダンスインザダーク。鞍上にはセントウルSを勝ったばかりの三浦皇成騎手が指名され、怖い存在だが泣く泣く消去としたい。

【今年の該当馬】
・ヴァルコス

『前走逃げ/先行』×『今回斤量増』★7.3%★

4つめのデータは前走の脚質に注目。逃げもしくは先行していた馬は【4-5-5-60】と特に消す要素は見当たらない。しかし、前走から斤量が増えてここに挑む馬に限ると、【0-2-2-51】で複勝率は7.3%まで落ち込む。逆に斤量減だと【4-3-3-5】で、複勝率は66.7%に上る。

4つめの消去条件を満たすのは、前走ラジオNIKKEI賞勝ちのバビットなど7頭。うち2頭は既に消去済みのため、新たに5頭が消えた。

【今年の該当馬】
・エクセレントラン
・ココロノトウダイ
・(サペラヴィ)
・バビット
・(ピースディオン)
・マイネルソラス
・ラインハイト

『前走GⅡ以下』×『前走上がり3F4位以下』★9.8%★

秋のトライアル全般に言えることだが、セントライト記念では春のGⅠから休み明けで臨む馬がとにかく強い。その成績は【7-5-4-22】。逆にGⅡ以下からの参戦だと、【3-5-6-102】。このうち『前走上がり3F4位以下』だった馬は【0-3-2-46】で、複勝率10%を割り込む。

今年この条件を満たしたのは4頭いるが、うち3頭が既に消去済み。前走の白百合Sで6着に敗れたエヒトが最後の最後に消えた。

【今年の該当馬】
・エヒト
・(サペラヴィ)
・(ピースディオン)
・(フォワードアゲン)

5つの消去データを経て、残ったのはアイブランコ、ガロアクリーク、サトノフラッグ、そしてフィリオアレグロの4頭。このうちアイブランコは5月の未勝利戦を勝ち上がり、4か月ぶりの実戦がGⅡの舞台。

苦戦は必至だが、勝ち上がった前走の東京芝2000mでマークした1分59秒8という時計は、2週前のプリンシパルSを勝ったビターエンダーと同タイム。自己条件戦にも登録しているため、セントライト記念への出走は未定だが、もし挑戦してくるようなら、大穴候補として一票投じたい。

もし自己条件戦に回る場合は、実績上位3頭の3連複1点で勝負予定だ。

【ライタープロフィール】
八木 遊
野球兼競馬ライター。スポーツデータ会社やテレビ局の校閲職などを経てフリーに。競馬との出会いはメジロマックイーンが勝った1990年菊花賞。その後、オルフェーヴルに魅了され今に至る。思い出のレースはトウカイテイオーが勝った1993年有馬記念とウイニングチケットが勝った1993年日本ダービー。

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