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九州・沖縄のハンドボールの強豪校について

2017 2/21 10:13
ハンドボール
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Photo by Dziurek/shutterstock

九州・沖縄ブロックは、今年のインターハイの準優勝校である大分高校や全国でも屈指の成績を誇る沖縄の興南高校等、強豪がひしめいているブロックです。 数ある九州・沖縄の強豪校の中からいくつかの注目校を紹介します。

新興勢力ながら全国2位、大分高校

今年のインターハイで惜しくも山口の岩国工業高校に決勝で敗れたものの、全国2位の成績を収めたのが大分高校です。 女子も平成24年にはインターハイ3位という好成績を収めています。共に歴史が浅い部活ではあるものの、男子は「当たって砕けろ」の精神を、女子は「何事にも全力で」「互いに厳しく」「常に感謝の気持ち」の3つを実践し、好成績を収めています。
クラブ活動が盛んなことに加え、いくつものカリキュラムが存在することも非常に特徴的な高校です。

沖縄の雄、興南高校

興南高校はハンドボールのみならず、非常に部活動が盛んな高校です。 野球の甲子園の春秋連覇が最も記憶に残っているシーンといえそうですが、男子ハンドボール部も過去にインターハイを3連覇する等、れっきとした強豪として全国に名を馳せています。
部活動と学問の文武両立を目標に掲げ、次代を担うことになる生徒に対して、良い水を(しつけ、私学独自のカリキュラム、進路指導)、良い土で育み(質の高い授業、部活動を通しての人間作り)、良い光・風を送る(夢・希望を与え、生徒会・PTA活動を通しての学習環境作り)教育を実施することを目指している学校です。

男女とも宮崎で随一の成績を誇る強豪、小林秀峰高校

近年、宮崎県で男女とも優勝を続けているのが小林秀峰高校です。 ハンドボール以外の部活動も盛んであり、平成27年度には男子新体操部が全国優勝も果たしています。 平成23年に設立された新進気鋭の高校であり、6年連続進学率100%等、学業にも非常に力を入れている学校といえます。
「知」「誠」「愛」を校訓とし、「学ぶ意欲や姿勢の醸成」や「自ら考え主体的に行動する人間の育成」に重点を置きながら、生徒たちの健全育成と人間力の向上を目指しているのが特徴の学校です。

福岡で文武両道を目指す、博多高等学校

平成27年度九州大会準優勝(選抜大会)、平成28年度インターハイ出場を成し遂げているのが博多高等学校です。 校舎も新しく、運動施設も整っているのが特徴であり、練習の環境面は非常に充実していることが窺えます。
学校としては、次世代を担う人材の育成を念頭に置きつつ、生徒の3年後という短期目標、30歳の時、という長期目標を掲げて独自のメソッドを採用しており、文字通り文武両道の実現を図り、「次代の教育」を実現しようとしている学校です。

あらゆるスポーツの強豪、長崎日本大学高等学校

“長崎日大”といえば甲子園にもよく出場してくる高校のため、耳にしたことがある方も少なくないと思われます。 ハンドボール部も多分に漏れず強豪校であり、平成26年・27年は連続してインターハイに出場しています。選抜大会では全国大会へも度々出場している強豪校です。 「平常心」をモットーとし、ハンドボールを通じて人間的な魅力を開拓できるよう心がけている部活動です。
校訓をまとめると、至誠の心を基とし、心身の勤労に励み、創造の精神に生きる。これこそ強く正しく明るい生徒の姿であるということになり、人間的な成長を促すことを心がけた教育方針を採用しています。

まとめ

こうしてみると、九州・沖縄地方には非常にスポーツが盛んな高校が多く、名が知れている高校はもれなく、ハンドボールにおいても強豪校であることが分かると思います。 全国制覇の経験のある興南高校や今年2位だった大分高校が来年以降、どのような躍進を見せるかも注目です。