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男子新体操インターハイの強豪校とは

2017 7/10 10:25フェデ
新体操,フロアマット
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Photo by Mitrofanov Alexander/Shutterstock.com

男子新体操インターハイの歴史と強豪校を紹介する。 女子のイメージが強い新体操だが、男子の演技も女子に負けないくらいの美しさがある。これを見れば、思わず会場に足を運んでみたくなるだろう。

男子新体操とは?

男子新体操競技は日本発祥の競技であり、女子同様に音楽に合わせてその技術や芸術性を競うスポーツだ。競技内容は、6名で行う団体競技のほか、1名で行う個人競技がある。
団体競技は、2分45秒から3分の演技で、手具を使用せずに構成10点、実施10点の計20点満点で競いあう。特に構成点は振付のほか、腕の動きの組み合わせ方、タンブリングの難易度などが問われる。これに対し、個人競技は1分30秒弱で手具を用いて行われる。

男子新体操の大会とは?

男子新体操の大会には主にどのような大会があるのか紹介する。まず、全日本ジュニアがあり、その他に全日本・選抜大会、インカレのほか、高校生の頂点を目指す全国総体・インターハイがある。 インターハイにおける新体操競技は、2種目が行われ、1年ごとにスティック・リング→リング・ロープ→ロープ・クラブ→スティック・クラブと交代で行われていく。インターハイでは全日本ジュニアの種目よりも1つ早い種目が行われる。

2016年インターハイ優勝校「岡山県立井原高校」

島根県松江市で行われたインターハイ男子新体操競技で、5年ぶりの優勝を果たした井原高校。その演技の美しさには以前から定評があり、常に高いレベルを維持しているチームだ。「井原の新体操」と呼ばれ、実践する選手たちもプライドを持っている。また、演技もそれまでの伝統を受け継ぎながら、新しい取り組みを行っており、その強さに奢ることのないチャレンジが魅力のひとつでもある。
その評判通り、2016年インターハイ本番の演技では序盤から観客をひきつけた。演技終了後には客席からどよめきがでるほどの完成度で、文句なしの優勝となった。

2015年インターハイ覇者「青森山田高校」

演技力の高さとダイナミックな演技が高いレベルを誇る「青森山田高校」。昭和42年に創設されて以来、全国での優勝は、団体で28回、個人で15回と、その強さをいかんなく発揮している。
ここまで高いレベルで常に前進し続けているのは、平野前総監督の「なんでも練習」と「耐える心強い気持ち」の教えがあるからだ。インターハイのみならず舞台BULEやBLUEフェスティバル出演などの男子新体操普及に向けた活動を行うなど、精力的に活動している。

インターハイで有名「鹿児島実業」

男子新体操の名物といえば、やはり「鹿児島実業」の演技だろう。インターハイでは彼らの演技を毎年楽しみにしている方も多い。
まず、演技に使用している曲がなんともコミカルで、AKBやももクロ、ドラゴンボールなど、みんなが知っているアイドルの歌やアニメソングで楽しませてくれる。もちろんその実力もさることながら、このようなポップな曲に合わせて踊るコミカルな演技が会場全体を笑わせ、大いに盛り上げてくれる。真剣にふざけている彼らはかっこいい!と評判が高い。

まとめ

男子新体操の基本情報やインターハイ、出場している強豪校や名物校を紹介した。 女子顔負けのしなやかさとダイナミックな演技は一見の価値がある 。 ぜひ会場に足を運んで実感してみてほしい。