レギュラーツアーにこだわり、55歳で優勝
181cmの恵まれた体格から「ジャンボ」と呼ばれ、「ジェット」と呼ばれた次男・健夫、「ジョー」と呼ばれた三男・直道とともに尾崎3兄弟はゴルフ界を席巻。オフには3兄弟以外にも、ジャンボ軍団と称された飯合肇、川岸良兼、伊沢利光らと合同自主トレを行うなど、他のプロゴルファーにも多大な影響を与えた。
50歳を超え、ライバルたちがシニアツアーに舞台を移しても、ジャンボは頑なにレギュラーツアーにこだわった。平成14年の全日空オープンでは、昭和48年のツアー制度施行以来、最年長の55歳で優勝。実に777日ぶりの勝利の美酒だった。
しかし、以降は坐骨神経痛を患った影響もあって低迷。平成25年4月のつるやオープン初日には1イーグル、9バーディー、2ボギーとコースレコードタイの62で自身初のエージシュートを達成したが、近年は予選落ちを繰り返している。