最終組がスコアを伸ばす見ごたえある展開
LPGAツアー第22戦「北海道meijiカップ」が8月3日~5日の日程で行われ、福田真未が通算15アンダーの大会コース記録で優勝を飾った。この大会は、海外のメジャー「全英リコー女子オープン」と日程が重なり、賞金ランキング上位7人中6人までが出場していない。その6人で今季21戦中12勝を挙げており、出場する選手にとっては、絶好の優勝のチャンスが巡ってきたとも言える大会だった。
試合は、賞金ランキング7位以内で唯一人出場した、韓国の申ジエが初日6アンダーで首位に立った。2日目は首位とは3打差2位タイでスタートを切った福田が、8アンダーと爆発。トータル11アンダーとして、2位タイスタートから5アンダーとスコアを伸ばしてきた青木瀬令奈と申に3打差をつけて単独首位に立ち、最終日を迎えた。
最終日は、最終組の3人がさらにスコアを伸ばし、フロントナインを終わった時点で、福田13アンダー、申10アンダー、青木9アンダーとして、優勝争いは最終組に絞られる展開になった。
バックナインでもバーディが先行、逃げる福田が14番ショートホールをボギーとして、一瞬スキを見せたかに思われたものの、16番ミドルホールで約6mのバーディパットを決めると、17番、18番はパーにまとめ、そのまま逃げ切った。
最終日、最終組の3人がスコアを伸ばし、見ごたえのある試合だったが、要所でバーディを奪った福田が、一度も並ばれることなく逃げ切った。2位には最終18番ホールをバーディとした申が入り、青木は3位だった。