小祝さくらは粘りを見せるも 最終日に優勝争いから脱落
LPGAツアー第20戦、「センチュリー21レディスゴルフトーナメント」は、連日うだるような暑さの中行われ、アメリカのアマチュア、クリスティン・ギルマン選手が通算17アンダーで優勝に輝いた。2日目まで首位をキープ、初優勝の期待がかかった小祝さくら選手は、4バーディ、4ボギーとスコアを伸ばしきれず2位タイに終わった。もう1人、2位タイには最終日4アンダーとスコアを伸ばした木村彩子選手が入っている。
小祝選手は1998年4月生まれの20歳。黄金世代の1人として、随所にその実力を発揮したのだが、最終日スコアを伸ばしきれず、初優勝には届かなかった。初日は1番ホールからスタートして、前半を6バーディ、ノーボギーの30で回ると、後半は1イーグル、2バーディ、ノーボギーの32で回り、10アンダー62をマーク。2位に3打差を付けて首位に立った。2日目は一転おとなしいゴルフで、1番ホールをバーディの後は、14番までパーを続け、2位以下の追い上げを許したかに見えたが、15番以降を3バーディ、1ボギーとして突き放し、首位を譲らなかった。
最終日は、苦しい展開になった。3番4番こそ連続バーディで首位をキープしたが、6番、9番とボギーを叩き、前半でギルマン選手に逆転を許すと、11番、13番でもボギーを叩き、優勝争いから脱落してしまった。このまま、終わるかと思われたが、17番、18番でバーディを奪い、2位タイまで復活したのが救いだった。
これで、2試合連続の最終日首位からのスタートと優勝に王手をかけながら、なかなか手が届かない。最終日にスコアを伸ばすことができなければ、優勝できないことを実感し、今後最終日のゴルフにどのような変化が見られるのか。要注目だ。