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ゴルフ初心者、ボールに当たらない原因と当たるようになる練習

2016 12/9 12:03
ゴルフ
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Photo by Bohbeh/ Shutterstock.com

ゴルフを始めたばかりの方へ。 いくら練習に励んでもボールにクラブが上手く当たらないと悩んではいませんか。 ボールが当たらないのには、原因があります。 ここでは、当たらない原因を考えて、当たるようになる練習方法をご紹介します。

初心者が犯す定番のミス、ヘッドアップ

ゴルフでは、自分の打ったボールがどこに飛んだか気になりますよね。
初心者がついつい犯してしまう悪い癖がヘッドアップです。ヘッドアップは、自分の打ったボールの行方を目で追いたいがため、顔を上げてしまうことで起こります。目や顔だけならいいのですが、それにつれて上体も伸びあがってしまうため、クラブの軌道が上側にブレてしまいます。結果的にボールの頭を打ってしまい、トップボールになってしまうのです。
これを治す方法は、ボールがどこに飛んだか気にしないこと。ボールを打った後もボールの置いてあった辺りを見るようにしてください。

ボールを見過ぎるのも、ミスの原因

ヘッドアップを意識してボールばかりを見ているのも、ボールが当たらない原因になります。一点に集中し過ぎると、ついつい体に力が入り、スムーズなスイングができなくなります。その結果、スイングプレーンが一定しなくなり、トップ、ダフリ、ひっかけボールなど、バラバラなボールが出てしまいます。
これを治す方法は、ボールを見ないことです。ではどこを見るかといえば、ボールの辺りを見るのです。目の中にボールは見えているけど、ボールは見ていない状態でスイングしてください。スイングの途中にボールがあるという感覚です。

体重移動が上手にできない

体重移動はボールの飛距離を生む有効な方法です。テイクバックで後ろ足に体重をかけるとき、上半身が後ろ側に動くのも、自然な流れで問題ありません。ダウンスイングが始まると体重は前足に移動します。このとき後ろ足に体重が残ったままだと、上半身も元に帰らずクラブはボールの手前を叩いてしまうのです。いわゆるダフリですね。
体重移動が上手にできない場合は、下半身リードを覚えることで解決します。下半身リードを覚えなければゴルフの上達は望めません。上級者に教わるか、スクールに通うかして、正しく身に付けることをおすすめします。

コックのほどきが早い

コックを使えばヘッドスピードが速くなる、ボールのつかまりが良くなるなどの利点があります。上手に使えば力強いボールが打てるようになるのです。しかし、コックを解くタイミングが早くなれば、急にクラブが地面に接近するため、ボールの手前を叩くようになります。
この失敗は、あまり力を使わないアプローチや、ハーフスイングに多くみられますが、原因の多くは手打ちによるものです。
解決策は、体を使ってスイングすることです。アプローチでもテイクバックは肩から始動して、上半身の回転を利用したスイングを心掛けてください。コックを意識的に修正するのではなく、スイングそのものを修正します。

自分に合っていないクラブ

クラブが自分に合っていないと、いくら練習に時間を使ってもボールは当たってはくれません。当たったとしても、真っ直ぐ飛んではくれません。自分に合ったクラブを使っているかチェックしてみましょう。
クラブの重さ、長さ、ライ角とチェック項目は色々ですが、一番影響が大きいのはシャフトの柔らかさです。自分のスイングの情報が少ない初心者の方は、取りあえずヘッドスピードを目安にします。
ヘッドスピードはクラブ販売店で計測してもらえます。自分に合ったクラブを何本か試打して決めた方がいいでしょう。ただし、ヘッドスピードは練習を積めば速くなります。そのときは、もうひとクラス硬いシャフトに交換してください。

まとめ

ゴルフ初心者の方向けに、ボールが当たらない原因と解決方法をご紹介しましたが、いかがでしたか。 ただ、初心者の方が自分の欠点を特定するのは難しいかもしれません。 そんなときは、ゴルフ仲間などにスイングを見てもらい、欠点を見つけてもらってください。 できるだけ早く欠点を見つけた方が修正も簡単です。