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フットサルのディフェンスがうまくなりたい!上達のコツ紹介

2016 12/21 10:03
フットサル
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Photo by LevanteMedia / Shutterstock.com

フットサルを始めてだいぶ慣れてきたという人、初心者ではないけど上級者とは言えない人など自身のプレーのレベルアップを目指している人は多いと思う。今回はフットサルのディフェンスに注目して上達のコツを紹介したいと思う。

フットサルの守備とは?

フットサルは足でボールを扱うことからサッカーと同じようなスポーツと思われているが、人数やボールコートの大きさなどサッカーと異なる点が多く存在する。そのため、ディフェンスに関してもフットサルの競技特性を考慮して行う必要がある。次の章からはフットサルの守備のうち「ゾーンディフェンス」、「パスラインを切る」、「1対1」、「攻守の切り替え」の4つに焦点を当て、それぞれのポイントを紹介していく。

ゾーンディフェンスのポイント

フットサルの守備の基本はゾーンディフェンスだ。ゾーンディフェンスは相手選手の動きについていくマンマークに比べて守備の陣形が崩れにくく、相手にスペースを与えにくいという特徴を持つ。ではどういうことに注意すればいいのだろうか?それは周囲の状況を把握することだ。
相手選手が別のゾーンから自分のゾーンに入ってくるとき、もしくは入ってきそうなときを把握しておくだけで次の動きに対応しやすくなる。また味方の選手にゾーンを移動する選手を伝える際にも、味方選手の状況を把握していないと相手をフリーにさせてしまいかねない。相手を見る、味方を見るという状況把握をするということがゾーンディフェンスにおいては重要だ。競技を始めて間もない頃は周りが見えにくかったかもしれないが、経験を積むにつれて少しずつ見えるようになってきていると思う。

パスラインを切るとは?

フットサルのコートは非常に小さく、パス1本でゴール前まで持っていくことができる。そのため、相手にパスを簡単に出させないということは非常に重要だ。そこで必要になるのがパスラインを切るということである。
サッカーの場合だと、相手のパスコースに対して足だけでもコースを消すことができる。しかしフットサルの場合、ボールがサッカーボールよりも小さいため足だけではコースを消し切ることができない。そのため、コースではなくラインという捉え方で体全体で相手のパスライン上に入る必要がある。体全体を使いラインに入ることで相手のパスラインを切ることができるのだ。
パスラインに入るにしてもどのくらいの距離に入ればいいのだろうか?厳密には個人の足の速さや長さ体の大きさなどによって変わってくるのだが、大切なのは相手から離れすぎてはいけないということだ。いくらパスラインを切っていても、相手から離れすぎていると相手はパスはできなくてもドリブルやシュートができる可能性がある。また、パスだけさせなければいいということにはならない。パスをさせないようにラインを切りながらも、シュートもドリブルもさせないような距離を取るのがベストと言える。

1対1の優先順位

先述の通りフットサルのコートは非常に小さい。そのため、1人の選手が簡単に相手に抜かれるとあっという間にシュートを打たれてしまう。そうさせないためにも1対1の能力は守備において最重要と言っても過言ではない。1対1では相手にさせてはいけないことの優先順位というものがある。それは、

1.シュートを打たせない
2.ドリブルで縦に突破されない
3.縦へのパスを出させない
4.横へのパスを出させない

の4つです。優先順位という形で書いたが、この考え方のポイントは相手を自陣のゴールに近づけさせないということになる。失点という最もされたくないことから遠ざける、相手の目的を達成させないということを意識して守備ができることが一番なのだ。

攻守の切り替え

何度も書いていますがフットサルのコートは非常に狭いので、自陣ゴールから相手ゴールまですぐに移動することができるということに加え、競技人数が5人と少ないため、攻撃、守備は全員で行うことが基本だ。今回のテーマは守備だが、守備だけできればOKということにはならない。守から攻へ、攻から守へと素早く移行できる攻守の切り替えを身に付けると、選手としてレベルアップすることができる。
攻守の切り替えにおいて一番大切なことは、自分で常に意識しておくことだ。そして、攻守が変わる瞬間、変わった後に足を止めないということも重要になる。相手にボールを奪われた時や、相手のボールを奪って味方にパスした時に足を止めるのではなく、すぐに動き出すことが重要だ。足を止めないという意識を常に持ちながらプレーすることができれば、攻守両面においてさらなる活躍をすることができるはずである。

まとめ

ここまでフットサルのディフェンスの上達のコツを紹介してきた。これをすればすぐにうまくなるということではないが、しっかりと練習に取り組めばきっと自身のプレーレベルが上がるはずだ。ぜひ、取り組んでみてほしい。