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【平昌五輪レポート】各国のフィギュア団体戦略と会場運営について

2018 3/2 18:00藤本倫史
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東京オリンピックに向けて考えなければならないこと

会場の印象で行くと、競技場内でもパビリオンでもITを活用しているのは韓国らしいと感じた。しかし、肝心のホスピタリティの観点から行くと少し残念な部分があった。娘のおむつを交換しようと交換スペースを探したのだが、案内板などが無く、どこにあるかわからない。結局、ボランティア待機所で交換させてもらった。

一番残念だったのが、飲食物である。ボランティアに対しての食事の件で報道されていたが、観客に提供しているものも考えなければならない。 韓国料理は日本人も好きな人が多く、とても質が高い。しかし、会場内のレストランではビビンバやプルコギなどの人気メニューは時間がかかり、注文できた他の韓国料理は簡易なものばかりであまり質は高くなかった。 多くの人たちが利用し、急造の施設ということもあるが、江陵も美味しいものがたくさんある土地である。韓国料理をPRするためにも工夫する必要があったのではないか。

4年に1度の世界最大のイベントを生かすも殺すも主催者次第である。2020年に開催される東京五輪が近づいている中、良い点や悪い点を他の大会から学び、日本もしっかりとしたマネジメントをしなければならないと改めて感じた視察であった。


《ライタープロフィール》 藤本 倫史(ふじもと・のりふみ) 福山大学 経済学部 経済学科 助教。広島国際学院大学大学院現代社会学研究科博士前期課程修了。大学院修了後、スポーツマネジメント会社を経て、プランナーとして独立。2013年にNPO法人スポーツコミュニティ広島を設立。現在はプロスポーツクラブの経営やスポーツとまちづくりについて研究を行う。著書として『我らがカープは優勝できる!?』(南々社)など。

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