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【2018年平昌オリンピック】フィギュアスケート日本代表全選手たちの足跡

2018 1/18 15:32hiiragi
2018年冬季オリンピック大会ロゴ
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男子シングルは優勝が狙える期待の3選手

男子シングルは全日本選手権1位の宇野昌磨選手、2位の田中刑事選手に加え、全日本選手権不出場ながら羽生結弦選手が選ばれた。
宇野選手は1997年生まれ、2016年全日本選手権で優勝を飾ると、2017年は四大陸選手権3位、アジア冬季競技大会優勝、グランプリファイナル2位と力をつけ、全日本選手権2連覇でオリンピック初出場を決めた。
2017-2018シーズンに限れば、ワールドランキング、ベストスコアともに羽生選手より上位にランキングしている。一気に頂点を極めるシーンが見られるかもしれない。

田中選手は1994年生まれ、2016年全日本選手権2位となり、2017年は世界選手権やグランプリシリーズにも出場した。2017年全日本選手権では、SP、FSとも2位に入りオリンピック初出場を手に入れた。
羽生選手とは同学年。大きな大会で一緒に滑りたかったという夢が叶った。

怪我から復帰、2連覇なるか羽生結弦選手

羽生結弦選手は1994年生まれ、2012年の全日本選手権で優勝を飾ると、以降2015年まで4連覇を果たした。2014年ソチオリンピックでは日本男子初の金メダルに輝き、2013年~2016年グランプリファイナルで4連覇、2014年と2017年世界選手権に優勝と常に世界のフィギュア界をリードしてきた。

2017年グランプリシリーズでは、第1戦のロシア大会には出場したが、第4戦のNHK杯での練習中に右足を怪我して、治療に専念、全日本選手権にも出場できなかった。それでも代表に選ばれたのは、これまでの実績によるものだが、全快のめどもついたのだろう。平昌オリンピックでは連覇に挑む。

全日本選手権4連覇達成、オリンピックでも頂点を目指す宮原知子選手

女子シングル2名は、全日本選手権1位の宮原知子選手と2位の坂本花織選手が選ばれた。 宮原選手は1998年生まれ、前回のオリンピック予選となった2013年全日本選手権では、総合4位でオリンピック代表3枠には入れなかった。翌2014年からは全日本選手権4連覇を達成、日本の女子をリードしている。

しかし2016年の全日本選手権優勝の後、2017年1月には疲労骨折がわかり、四大陸選手権や世界選手権の欠場を余儀なくされた。復活は、11月のグランプリシリーズNHK杯で5位。 アメリカ大会では優勝した。上位選手の棄権でグランプリファイナルに出場する幸運も持っている。

シニア参戦1年目でオリンピック、勢いでメダルを目指す坂本花織選手

坂本花織選手は2000年生まれ、2017-2018シーズンからシニア競技に参戦しているが、年齢的には2018-2019シーズンまではジュニア競技に参戦できるジュニア世代だ。
2016-2017シーズンは2016年全日本ジュニア選手権優勝、2017年世界ジュニア選手権3位とジュニアで活躍する傍ら、2016年全日本選手権7位とシニアでも活躍した。

シニア本格参戦となった2017-2018シーズンはグランプリシリーズのロシア大会で5位、アメリカ大会では2位と健闘したが、グランプリファイナルには進めなかった。
オリンピック代表2枠目は、グランプリファイナルに進出して全日本選手権4位の樋口新葉選手と全日本選手権2位の坂本選手との一騎打ちとなったが、勢いのある坂本選手に軍配が上がった。

ペアは須崎海羽・木原龍一組、アイスダンスは村元哉中・クリス リード組

ペアは須﨑海羽(すざき・みう)選手と木原龍一選手の組が選出された。 須崎海羽・木原龍一組は2015-2016シーズンにペアを結成。全日本選手権で2015年3位、2016年2位と順位を上げ、2017年には念願の1位となりオリンピック代表に選ばれた。

アイスダンスは村元哉中(むらもと・かな)選手とクリスリード選手の組が選出された。村元哉中・クリス リード組は2015-2016シーズンにチームを結成すると、2015年、2016年と全日本選手権を連覇。
2017年はグランプリシリーズに出場して、NHK杯9位、アメリカ大会7位だったが、日本のオリンピック出場枠のかかったネーベルホルン杯で2位に入り出場枠を勝ち取った。オリンピックでは種目別と団体戦が行われる。
団体戦のメダル獲得のためにも頑張ってもらいたい。