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フィギュア選手・佐藤有香さんの華麗な功績について

2016 10/4 00:52
フィギュア
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Photo by Blinka/ Shutterstock.com

女子シングルの第一人者でもある、佐藤有香さんの魅力をもっと知りたいと思わないだろうか?
生い立ちから現在までの彼女の功績を紹介する。

佐藤有香の生い立ちとフィギュアとの出会い

1973年東京都に生まれる。父母共に、シングルのオリンピック日本代表というスケート一家だったので、フィギュアスケートとの出会いは必然だった。2歳半からスケートを始めたそうだが、母が弟の世話に忙しかったので氷上が遊び場のようになっていたようだ。
幼いこともあり、最初のころはスケートに対して、真剣ではなかったようだが、10歳の頃から父から指導を受け始めたようだ。他の生徒に対する父の指導を見ていて、「私にもきちんと教えて」と言い出し、そこから本格的に指導を受けるようになった。

アマチュアとしての佐藤有香

1989年の全日本ジュニア選手権で優勝、1990年の世界ジュニア選手権では日本人選手として初優勝をした。1992年の全日本選手権で2位となり、優勝した伊藤みどりと共にアルベールビルオリンピックに出場、総合7位に入賞した。
1993年、1994年と全日本選手権では2年連続の優勝をし、リレハンメルオリンピックに出場し総合5位入賞した。冬季オリンピックで、2大会連続入賞を果たすというのは伊藤みどりに次ぐ2人目の快挙だ。オリンピック後の1994年3月の世界選手権では、日本人選手として2人目の世界女王となったりと、活躍をした。

プロスケートへ転向後の佐藤有香

1994年の世界選手権後にプロスケーターに転向した。そして、それを機に拠点を北米に移して、さまざまなアイスショーに多数出演してきた。世界プロフィギュア選手権では、のちに夫となるジェイソン・ダンジェンとペアを組み、世界プロフィギュア選手権で4度優勝した。
そして、1999年に、ダンジェンと結婚し、公私共にパートナーとなった。その後、コーチ兼振付師としても活動をしはじめて、荒川静香や小塚崇彦の振付も行ってきた。また、冬季オリンピックやNHK杯などでは解説も行っている。

佐藤有香の今後の活躍

佐藤有香さんは、2013年にダンジェンと離婚したものの、その後も二人でコーチとしての仕事を続けていて、ビジネスパートナーとしてのよい関係は続いている。フィギュアスケーターとしての十分な経験があり、現在はフィギュアスケートコーチ兼振付師として、若手を育てる側としての地位を確立しつつある。それもやはり父である、佐藤信夫さんの血を引いているということなのかもしれない。
今後、佐藤有香さんが育て、振り付けをした選手が、オリンピックをはじめさまざまな世界大会で、表彰台に上がる日が来ることを期待している。

まとめ

フィギュアスケート界の発展に貢献した人に認められる、世界フィギュアスケートに殿堂入りしている佐藤信夫を父を持つ佐藤有香は、今後父と同じ道を歩んでいくだろう。それが、今後のフィギュアスケートをより、発展させていく。これからもっともっと新しい世代のフィギュアスケーターに期待をしていきたい。