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【Bリーグ第26節】SR渋谷・サンバがつなぎ役で貢献 CS進出へ望みを繋ぐ

Bリーグ,サンロッカーズ渋谷,ファイ サンバ,Ⓒマンティー・チダ
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「2人を止めることに必死だった」SR渋谷ファイ サンバ

中地区2位の新潟相手に連勝を果たしたSR渋谷。しかし、決して順調ではなかった。

ポイントになったのは2Q。新潟の得点を12に抑えたことだった。SR渋谷は、2日間とも80点を超えたが、ディフェンスから走る――むしろディフェンスのチーム。しかし、第26節の段階で、平均得点が平均失点を下回っており、サクレやケリー、ベンドラメが得点源になっているとはいえ、オフェンス力があるとは言い難い。そんな中、得点源のサクレが1Qで個人ファウル2回をコールされファウルトラブルに。ベンチに下がらざるを得なくなり、2Qはサクレを欠いた布陣で臨まないといけない状況となってしまった。

ここでサクレと代わってポジションに入ったのが#3ファイ サンバだった。試合全体の個人スタッツは、4リバウンドだったが、それは全て2Qでもたらしたものだった。さらに、新潟の強力なインサイドを構成するハミルトンとガードナーの得点を12に抑えつつ、それ以外の選手に得点を許さなかった。

「満原とサンバが良くつないでくれた」と伊佐HCも評価する。サンバは2Qフル出場。新潟自慢の強力インサイドコンビを抑えられれば上出来ではないだろうか。

サンバは、自分の立場を理解していた。「サクレがファウルした時点で、自分が仕事をしないといけなかった。ミツ(満原)がケガをしていたので、繋げる事だけを意識していた」と、2Qは新潟の攻撃に対して、ゾーンディフェンスを敷く時間が長く、フロントコートからゾーンを仕掛けることもあった。

「ゾーンディフェンスをして、相手にタフショットを打たせよう」とサンバは、コートの中で心掛けていた。「相手の強いところを消して、タフショットを打たせて、しっかりリバウンドを取れれば攻撃はやりたいことができる」と守備に集中していた。
フィジカルの強いインサイド陣(ハミルトン、ガードナー)をしっかり止めつつ、新潟#7五十嵐圭をはじめとしたシューター陣に得点をさせない。それは結果となって表れた。「守備が良かった。コートの5人全員が体を張っていた。落ちているボールをしっかり奪って攻撃に繋げることができた」とサンバも素直に評価した。

「ハミルトンとガードナーは半端なく強い。あそこを止めるのに必死だった。行きたいところへ簡単に行かせるとやられるので、そこに行かせる前に仕事をした。リングからできるだけ遠いところにと」とサンバは必死に2人を抑えていたようだ。

Bリーグ,サンロッカーズ渋谷,ファイ サンバ,Ⓒマンティー・チダ

Ⓒマンティー・チダ


いつも主力と呼ばれる選手が、順調に試合へ出場できるとは限らない。こうして、ファウルトラブルで試合に出場できない時に、どう切り抜けるのかも大事なことだ。サンバはスタッツには残らないが、チームのピンチを救い勝利をもたらした。

チャンピオンシップ進出には、かろうじてワイルドカードで出場の可能性を残している。これから東地区上位のチームと対戦することが多くなるが、わき役と呼ばれる選手がこうして活躍してくれるとチームとしても助かるはず。サンバのように、ここ一番で活躍できる選手がもっと現れると、土壇場でのチャンピオンシップ出場も夢ではない。

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