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【Bリーグ第1節】川崎ブレイブサンダース、大黒柱不在も開幕連勝発進

2018 10/10 12:32マンティー・チダ
Bリーグ開幕戦・千葉ジェッツ対川崎ブレイブサンダース
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ファジーガス不在も「当事者意識」を持った川崎ブレイブサンダース

6日にも同じカードが組まれ、68-66で川崎が連勝した。

この2試合、#22ニック・ファジーカスは欠場していた。北卓也HCは「状態が100%ではないので、私の判断で出場させなかった」とコメントした。しかしながら、本番ではこれがプラスの方向に動いた。

前身のNBL(ナショナルリーグ)時代は、辻とファジーカスの2枚看板で3シーズン中2度のリーグ優勝を果たした。当時は攻撃面において、二人に預ければ絶対的なものがあった。そしてBリーグ初年度に篠山が、昨シーズンは藤井が攻守に期待できる選手としてブレイクしたが、どこかで「苦しい時はニックに預ければ」という考えがチーム全体に漂っていた。

しかし、川崎はファジーカスの欠場で「苦しい時のニック頼み」が出来なかった。シーズンオフの間も篠山・辻は代表活動で、ファジーカスも代表活動後は、左足関節遊離体摘出手術を受け、チームから離れていた。

開幕戦となった当日は、新外国籍選手も含め、全員でボールを共有しアップテンポな試合運びを展開した。「ニックに頼れない。自分たちで役割を全うしないといけない」まさにチーム全体に“自分たちでやらなければいけない”という「当事者意識」が大きく浸透したのではないかと感じる。

北HCは「走ることでイージーなポイントからショットを決めていた。藤井が積極的にアタックし、篠山もズレを作ってアシストしてくれた」と評価した。川崎はBリーグになってから開幕戦は初勝利。代表活動で遅れて合流する選手とのチーム作りに時間が無く、これまでも開幕当初は万全に迎えられなかった。

今季もW杯アジア2次予選を戦った篠山・辻が遅れて合流し、例年と同じく時間がない中で開幕戦を迎えていた。「もしニックがいたら、練習時間が少なくてうまく連携をとれていなかったかもしれない。でも今回はバーノンとシェーンがずっとやってくれていたので、そこが機能したのかな」とファジーカス不在の中、指揮官は手応えを感じていた。

「当事者意識」がチーム全体に芽生えて、私たちの前で進化した姿を見せてくれた。新生川崎ブレイブサンダースは、今季こそ王者奪取に向けて邁進する。

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Ⓒマンティー・チダ

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