【B.LEAGUE QF】千葉VS川崎 スタート5の起用がGAME3の明暗を分ける|【SPAIA】スパイア

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【B.LEAGUE QF】千葉VS川崎 スタート5の起用がGAME3の明暗を分ける


千葉VS川崎,Ⓒマンティー・チダ

Ⓒマンティー・チダ

【GAME2】千葉のファウルトラブルをきっかけに、川崎がファジーカスの得点などで1勝1敗としGAME3へ

千葉は#3パーカーの得点で先制し、#21エドワーズのジャンプショット、#10チェンバースのダンクで得点を稼ぐ一方で、ファウルの数も多くなる。残り4:40にはチームファウルが5個目に到達する。1Qは同点で終えたが、2Q残り6:40に川崎は#22ファジーカスをコートに戻し、ファジーカスが3連続で得点をするなどリードを奪っていく。

後半6点ビハインドで迎えた千葉はエドワーズが得点に絡むもの、点差を詰めことはできない。川崎も千葉にお付き合いするように、なかなか得点を稼ぐことはできなかったが、ファジーカスの得点や3Qの終了間際の#0藤井のブザービーターとなる超ロング3pシュートが決まり、川崎9点リードで最終Qへ。
結局川崎がそのまま逃げ切り71-61でGAME2を制した。これでGAME1と合わせて1勝1敗となり、GAME3が行われることになった。

千葉VS川崎

【GAME3】千葉・石井が川崎・辻とのマッチアップを制し、チームとして初体験のGAME3を制しセミファイナル進出決定

GAME2から20分のインターバルを置いて始まったGAME3。川崎がGAME2と同じスタート5で臨んだのとは対照的に、千葉はオンザコート2という背景もあり、#8ライオンズ、そして#27石井を起用した。
大野HCはこの起用意図に「(富樫)勇樹と一緒に昨シーズンから戦ってきて、2戦目があまり良くなくてプレータイムも制限していた。彼が背負っている部分も彼自身に自覚してほしかったという部分もあった。(石井)講祐は最近調子が良いので、アキ(・チェンバース)ではなく講祐を選択した」とコメントしている。

GAME3は、前後半各5分のわずか10分。前半はエドワーズが3連続得点し先制するが、川崎もファジーカス、#14辻、#0藤井が得点し同点。残り1:55、タイムアウトを請求した後、エンドラインからのスタートとなった千葉は、ショットクロック1秒で富樫からコーナーでパスを受けた石井がキャッチ&シュートで勝ち越しに成功した。
さらに直後の守備で、川崎・辻と壮絶なマッチアップ。辻にシュートを許さない激しい守備を見せ、川崎をショットクロックバイオレーションに追い込みチームに流れを呼び込んだ。川崎に残り1:15でタイムアウトを請求されるが、千葉はライオンズと富樫が連続で3pシュートを決め、8点リードで前半を終了する。

後半に入り、川崎・藤井がスリーポイントエリア外で受けたシュートモーション中のディフェンスファウルから、フリースローを3本決める。続けて藤井が直後の守備でスティールを決めて、ファジーカスが得点。3点差まで追い詰めた。
千葉・エドワーズに得点を許すが、川崎は藤井のスティールから攻撃権を獲得。相手のディフェンスファウルから獲得したフリースローをファジーカスが2本決めて1点差まで追い上げた。

千葉VS川崎

流れを掴みかけた川崎だったが、次の攻撃で藤井がオフェンスファウルを取られ、追い上げムードに水を差す形となる。そして、千葉・富樫が得点し3点リードで迎えた残り24.9秒、川崎はタイムアウトを挟んで藤井、辻が得点を狙いに行ったが決められず、千葉・富樫、ライオンズが確実にフリースローを決めて勝負あり。
GAME3は千葉が川崎を22-15で勝利し、セミファイナル進出を決めた。千葉はホームコート・船橋アリーナに琉球を迎え、セミファイナルを戦う。

「シックスマン」石井が攻守で流れを作る活躍で千葉がチーム創設以来初のリーグ戦セミファイナルへ

GAME3で千葉はスタート5をチェンバースから「シックスマン」石井にチェンジした。大野HCが迷うことなく、GAME3で石井をスタート5に起用したことが勝利の一因であることに間違いはない。

GAME3のハイライトは前半残り1:55、それはGAME2・GAME3を通して得意の3pシュートが1本も決まらなかった川崎・辻に同点となるレイアップを決められた後、千葉の攻撃の途中のタイミングだった。
小野のシュートが、川崎・デービスのブロックショットに阻まれてラインを割った瞬間に、千葉・大野HCはタイムアウトを請求する。

タイムアウト後、エンドラインに構えた富樫が右サイドに走りこんだ石井にボールを供給し、石井はキャッチ&シュートで得点して勝ち越しに成功した。その後の守備では石井のディフェンスファウルもあって川崎ボールでサイドラインから再開となり、辻がボールをキープしシュートを狙おうとしたが、マンツーマンでマークについていた石井に阻まれシュートを打つこともできず、ショットクロックバイオレーションとなり、千葉に攻撃権を渡す。

千葉VS川崎

いつもは感情を顔には出さない石井が、この瞬間珍しく両手を叩いて気持ちが高ぶっている様子が伺えた。
「無意識でしたね。気持ちが高ぶっていた。GAME3をホームで戦えてよかった」と話し、「あれはデザインしたプレーだった。シュートをしっかり打ち切って決めることができた。それが良かったのか、その後の川崎の攻撃をしっかり止めることができて、流れを作るという意味ではよかった」とそのシーンを振り返る。

千葉の中でも、GAME3を体験したことがあるのは、bjリーグを経験した富樫など数えるくらいしかいない。石井はGAME3が始まるまでの20分間で、ユニフォームなど来ているものはすべて着替えたという。「気持ちを切り替えるために、GAME3になったら着替えようと考えていた」と理由を明かした。
富樫も石井と同じように来ているものをすべて着替えて、さらにシャワーまで浴びたという。未知のゾーンながら、選手それぞれがしっかり気持ちを切り替えていたことが伺える。

頂点を狙おうとしているチームはどんな状況においても切り替えができ、GAME2を引きずることなく新しい試合に備えて準備ができる。これは急にできることではなく、日ごろから厳しい状況下で練習できている表れだろう。セミファイナルに向けて石井は「琉球はディフェンスの良いチーム。タフな試合になるでしょう。もうGAME3はしたくないですね。2試合で決着がつけられるようにしたい」と意欲を見せた。

千葉は、チーム創設以来初のリーグ戦初のセミファイナル進出を決めた。天皇杯との2冠を達成するためにも負けられない戦いが続く。

千葉VS川崎

「プレータイムの分散ミスです」GAME3で疲労が見えた川崎は無念の敗退。東芝グループとしても最後の試合に。

川崎は篠山がレギュラーシーズン終盤で故障し、どこで復帰するのか注目されていた。
クォーターファイナルの前々日に川崎の練習に伺ったとき、北HCは「篠山は練習を見ている限り問題ないのかなと。(スタート5に関しては)色んなプランがありますからね。ベンチを外すプランもありますからね。まだわかりません」と笑みをこぼしながら起用をはぐらかしていた。

そしてGAME1は篠山をスタート5に起用して、GAME2からは藤井をスタート5に起用した。
「GAME1で篠山を起用したが、恐らく怪我の完治はしていなかったと思う。篠山本人は出たいという気持ちもあり黙って試合に出たと思う。試合に数試合出場していなかったので慎重に行こうとしていた。映像で確認しても期待するようなプレーではなかったので、GAME2は藤井でスタートして駄目だったら篠山に代えればよいと思った」と起用意図を明かした。

川崎はGAME3もGAME2と同じスタート5で試合に臨んだ。「篠山もリズムをつかめていなかった感じだし、シュートタッチも良くなかったので、藤井にしました。良い流れで来て変えるのは勇気が必要ですね」と苦しい胸の内を明かした。
そして「GAME2でプレータイムを分散させることができなくて、GAME3で(藤井の)疲労が見えていたのは確かなので、それは私の責任です」と振り返った。実際にGAME2のプレータイムは、藤井が30:30、辻が33:07、篠山は16:23だった。

千葉VS川崎

GAME2・GAME3を通して1本も3pシュート0本に終わった辻は「シュートのタイミングは悪くなかったので、なぜ決まらなかったのかわからない」と理由を話した。「自分が3pシュートを決めていればもう少し楽な試合運びとなっていた」と悔しがる。
この日の敗退で東芝グループとしての試合は最後となったことについて聞かれると大粒の涙を見せながら「Bリーグに参入する前に色々問題あった中で、荒木社長をはじめ関係者のためにも本当に勝ちたかった。GAME2・GAME3の出来は不甲斐なく思うし、申し訳ない」と話した。

来期も川崎でプレーすることが決まっているファジーカスは「がっかりしている。本当に最悪な気持ち。10分は短くて、どこと試合してもどういう結果になるかわからない。仮にNBAのゴールデンステート・ウォリアーズと試合をしても良い勝負になるかもですね」と若干皮肉交じりに悔しさを表現した。
ファジーカスも東芝で大きくキャリアアップに成功した一人だ。「キャリアの落ち目にこのチームに入ってきて、東芝のおかげでキャリアを取り戻すことができた。これからは川崎ブレイブサンダースとして頑張るしかない」と最後は力強く発言した。

来期にはDeNA傘下で運営が決まっている川崎だが、ぜひとも今季まで築いた「川崎イズム」は継承してほしい。

千葉VS川崎

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