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【B.LEAGUE試合レポ】第29節 SR渋谷VS.千葉「自分のプレーを出すことを心掛けているので、これをスタンダードにしたい」

SR渋谷VS.千葉
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【振り返り1】「自分のプレーを出すことを心掛けているので、これをスタンダードにしたい」千葉・原

千葉は3Qの終盤にライオンズがスチールからファストブレイクを決めて逆転に成功し、そして4Qの中盤から富樫の得点などで大きくリードし勝利を飾った。この日の勝利の立役者は、4Q立ち上がりの好守備から、チームに流れをもたらした原だった。

原は3Qの終盤まで出番はなかったが「3Qの終盤でトラップディフェンス(相手にわざと特定の方向を攻めさせるなどして、罠にはめてボールを奪うディフェンス)が効いたので、運動量の多い選手を入れようと考えた。小野に代えてチェンバースとしたかったが、今一つだったので原を使った」と千葉・大野HCは起用意図を明かす。

4Qの最初の攻撃でレイアップシュートを決めた原は、その後の守備で相手のパスコースを消すような動きを見せて(記録上は石井のスチール)、チームに大きな流れを作った。「自分のプレーを出すことを心掛けているので、これをスタンダードにしたい」と原はそのワンシーンを振り返る。

「3Qまでベンチで見ていて、どこがやられているのかわかっていた。大野HCも同じことを指摘していた。自分のマークだけではなく、センタープレイヤーを助けていきながら5人全員で守るのがバスケットボールだと思う」と原は話す。

そして千葉がリードを広げたところから、SR渋谷は千葉に走らせない様、ゾーンディフェンスを敷いていく。千葉は、普段から掲げるコートの端から端まで走る攻撃「トランディションオフェンス」ではなく、相手の陣地でボールを回しながら得点機を伺う「ハーフコートオフェンス」をする時間が長くなった。
しかし「ゾーンアタックの練習はしてきたので、焦ることはなかったし、自分はリバウンドに絡められるよう考えていた」と原が話せば、4Qだけで16得点を稼ぎDAY1全体で33得点を叩き出した富樫も「時間と点差の問題が大きかった。走ろうと思えば走れたが、チーム全員に時間を使うという意識があったのでハーフコートオフェンスになっても、うまく対応できたと思う」と手応えを口にする。

原は3月に入ってプレータイムが減少傾向となり、4月8日の三河戦では出場すらできなかった。
「この日はいい仕事をしてくれた。10分とは言わずに、15分、20分とプレータイムを獲得できるようにしてほしい」大野HCはこのように締めくくったが、千葉は原のプレータイム増加と共にチーム力を上げていきたいところだ。

SR渋谷VS.千葉

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【振り返り2】「流れを強引に変えられた」SR渋谷・ベントラメ

一方のSR渋谷は、不安材料だった試合の入りをしっかりやり切り、前半をリードして終えたものの、後半から少しずつ千葉に追い込まれ、4Qは狙い通りのゾーンディフェンスを敷けたが、千葉・富樫に連続で得点を許して敗れた。

前半のリードする展開を作った立役者の一人、渋谷・ベントラメは「前半に比べ後半は勢いがなかった。後半もっとリングに向かっていく姿勢が必要だった」と反省する。
4Qで千葉・富樫に得点を許していた場面については「あれは頑張るしかないですね。あの展開は千葉がチームとして機能していない状況だと思っていたので、特に気にはしなかったが、あれだけ決められると強引に流れを変えられたという印象はある」と富樫のプレーをたたえるしかなかった。

勝久HCは「富樫にやられる前に、3Q終盤で千葉・ライオンズがフリーになってレイアップシュートを決められた時こそ、止めないといけないシーンだった。このワンプレーで流れが変わってしまった」と振り返った。

DAY2も千葉に敗れ、チャンピオンシップ行きを逃す形になったSR渋谷。残り数試合だが、悔いの残らないよう最後まで全力で戦ってほしい。

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