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【B.LEAGUE試合レポ】第28節 千葉VS.西宮 「試合をうまく終えることよりも、収穫のあるものにしたかった」

千葉VS.西宮
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【振り返り1】「ステップアップのためにはタフにならないといけない」千葉・大野HC

千葉VS.西宮

ⒸSPAIA


DAY1においては、立ち上がりから千葉が常に主導権を握って勝利した。千葉・大野HCは「自分たちのやるべきことをやろうとしたが、何人かの選手がリラックスする場面もあった」と指摘する。西宮は2018年に入ってからまだ3勝しかしておらず、先日B1降格プレーオフに進むことが決まってしまった。前節も横浜に連敗して、決してチーム状態が良いとも言えない相手に対してどう戦っていくかも、チャンピオンシップに向けて考えるべきポイントだった。

「ステップアップするためには、自分たちの課題と収穫を見つけられるよう、タフになりエナジーを持っていないと得られない」と大野HCは続けた。昨シーズンはわずか1勝の差でチャンピオンシップホーム開催を逃している。少しでも良い位置でチャンピオンシップに進出するためにも、良い緊張感で臨まないといけないということだろうと解釈した。

この試合でトップリーグ通算3000得点を達成した千葉・小野は「まだ通過点ですし、そんなに気にしていない」と話した後、「チームが勝つことが一番ですから」と言葉は少なかったが、個人の成績よりもチームの勝利に頭を置いていた。

最後に小野はこんなコメントを残した。「全員がディフェンスからアグレッシブにできた。それに尽きる」

どんながチームが相手でも全員がディフェンスからアグレッシブに実行をしていく、それが千葉ジェッツなのである。

【振り返り2】「試合をうまく終えることよりも、収穫のあるものにしたかった」千葉・伊藤

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19日に千葉・伊藤が今シーズン限りで現役引退を表明した。16年間の現役生活において、日本を代表するセンタープレイヤーとして活躍する一方、千葉ジェッツ在籍以降は、チームの精神的支柱となり、ブースターとの交流もSNSを通じて図っていた。

記者会見以降の反響は「かなりあった」そうで、選手入場の際、いつもは前もってポーズを準備してブースターの前に披露することが多いが、この日は「登場するタイミングでポーズは決めた」と話す通り、手を横に大きく広げた後右手を胸に当てて登場した。「皆さんの声は届いています」というメッセージが込められたポーズだった。

そして試合が進み、4Q残り6:35に伊藤はコートサイドに現れ出番を待つ。その前に大野HCが伊藤のもとに駆け寄り、長く言葉をかけていた。この段階で残り7分弱残っていたということで「7分持つか?」と確認したそうだ。「引退会見の後の最初の試合で、試合の最後にコート上で立っていて欲しかったので」と大野HCは確認した意図を話す。

伊藤の今季の出場時間で一番長かったのは、ガフニーと契約解除後、外国人登録がエドワーズのみ(パーカーは帰化選手扱い)だった2017年12月2日新潟戦で16:58が最長。それに次ぐのが2017年10月8日の京都戦で10:28だ。それ以外は概ね7分以下で、シーズン平均でも4分弱。伊藤は「1分でも長く試合に出られれば嬉しいし、出ている以上はチームにプラスになるような仕事ができれば」とその時の心境を明かした。

「守備面で貢献しようと思っていた。大野HCからも守備がキーポイントになると指示もあったので。難しい試合だったけど、しっかり試合をすることができた。この試合をうまく終えるということよりも、最後に成功するために、この試合を使って収穫のあるものにしなければいけないという想いから、コートに立っているメンバーで守備をしっかりやろうと声を掛け合っていた」と続けた。

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