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【B.LEAGUE U15レポ】「NBAに行くことしか考えていません」横浜・田中力

田中力
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ⒸSPAIA

中学生とは思えない身のこなし

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U15横浜は全勝で優勝を決めた。中心を担ったのは#4田中力だ。大会のMVPも獲得している。私が取材した2試合では立ち上がりから得点を狙い、中学生とは思えない身のこなしでアグレッシブにリングへ向かっていく。

スリーポイントエリア付近ですっと止まり3pシュートを打って決めるシーンもあれば、ポイントガードの時はしっかりハンドリングをして試合をコントロールする。ドライブで積極的にリングにアタックした時は、もう誰にも止められない。マッチアップする選手は、ファウルで止めるのがやっとである。それでもシュートはしっかり決めて、バスケットカウントを獲得する。

一方で守備に目を向けると、試合前半でファウルをもらってしまうこともあり、激しさということであればまだまだ課題はあるのかもしれない。

コミュニケーション能力もすごい!

取材した2試合ともに試合後インタビューをすることができた。まずは中学生とは思えない受け答えにびっくりする。そして何よりも驚かされたのが「NBAに行くしか考えていません」という発言だ。

私自身、小学生・中学生・高校生に取材を通じて話を聞く機会があるが、この春中学校を卒業する選手とは思えないくらいの振舞いだった。

初日の韓国SEOUL SAMSUNG戦直後にインタビューをしたときは、「日本を代表するチームとして、対韓国というつもりで臨んだ」と話す。国を背負うような発言が中学生から飛び出すとは驚きだった。

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こんなシーンもあった。先程の韓国SEOUL SAMSUNG戦の後の囲み取材で、ケイン・ロバーツがインタビューを受けるとき、田中は彼の通訳をしてくれた。普通にスポーツ取材をしていればよくある光景だが、まだ彼は中学3年生。記者からは、ロバーツへ田中についての質問も飛ぶ。

「田中選手のすごいところは?」と記者が日本語で尋ねると「通訳」の田中はロバーツに英語で伝える。英語でロバーツが答えた内容を、「通訳」の田中が日本語で「ハンドリングやシュート力がある。ムーブ、スキルがある。日本で一番うまい選手だと思っている。一緒にプレーすると安心する」と記者に話す。

他にもこんなやりとりが。「田中選手はバスケから離れるとどんな人ですか?」と記者から質問が飛ぶと、先程と同じような流れでロバーツに英語で話し、英語でロバーツが答えた内容を日本語で「いい人、面白い人」と記者に話す。

記者からの厳しい質問に対して、的確に答えるだけでも難しい中、通訳もできる田中はコミュニケーション能力が十分に備わっていると言ってもよいだろう。

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