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【B.LEAGUE】手に汗握るダービーマッチは3カード!

2018 1/24 11:43mono
バスケットプレーヤー
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名門チームで争われる『渋谷ダービー』

青山学院記念館を本拠地とするサンロッカーズ渋谷と、代々木第二体育館を本拠地とするアルバルク東京。ともに渋谷区に本拠地を置くチームということで、両チームの対戦は『渋谷ダービー』と呼ばれている。
アルバルク東京はトヨタ自動車、サンロッカーズ渋谷は日立製作所の企業チームが母体。Bリーグ以前もNBLでしのぎを削ってきた名門チーム同士でもある。
また、アルバルク東京のMC・南隼人氏は以前、横浜スタジアムでスタジアムDJを務めており、サンロッカーズ渋谷のMCであるパトリック・ユウ氏は現在、神宮球場でスタジアムDJを務めている。このように球場は違えども野球場での仕事をともに行っていた縁もあるのだ。

Bリーグ初年度となった2016-17シーズンは2試合あり、いずれもアルバルク東京が勝利している。このダービーは2試合とも、サンロッカーズ渋谷の本拠地である青山学院記念館で行われ、観客数、合計9039人(4377人、4662人)を集めた。
これはシーズン平均の2278人/1試合(Bリーグ・マンスリーレポートより)のおよそ2倍であり、その注目度の高さがうかがえる。この試合のために、青山学院記念館は通常より1500人ほど多い5000人を収容できるレイアウトにしたという。その甲斐もあったといえそうだ。

2017-18シーズンは、初めての対戦となったアーリーカップでアルバルク東京がサンロッカーズ渋谷に88-67で完勝。また、12月に行われたレギュラーシーズンでの対戦は、1勝1敗と五分に終わっている。
レギュラーシーズンでの残る対戦は3月、4月に2戦ずつの計4戦だ。ここでも、手に汗握る好試合をみせてくれるだろう。

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて代々木第二体育館が改修工事に入るため、2017-18シーズン、アルバルク東京のホームアリーナが駒沢オリンピック公園総合運動体育館、アリーナ立川立飛へと変更になった、しかし、本拠地は渋谷のままだ。
両チームのライバル意識も同じく変わらないだろう。

東京だけじゃない! Bリーグ誕生によって実現した『神奈川ダービー』!

東京だけでなく、お隣の神奈川にもBリーグ(B1)のダービーマッチがある。川崎市とどろきアリーナを本拠地とする川崎ブレイブサンダースと、横浜国際プールを本拠地とする横浜ビー・コルセアーズの一戦だ。この両チームの対戦は『神奈川ダービー』と呼ばれている。

川崎ブレイブサンダースはNBLから、横浜ビー・コルセアーズはbjリーグからBリーグに参入。そのためBリーグとなってはじめて実現したダービーマッチでもある。
2016-17シーズンは同じ中地区だったこともあり、8度の『神奈川ダービー』が行われた。川崎ブレイブサンダースが8戦全勝し、その強さを見せつけた。2017-18シーズンは地区が異なり、レギュラーシーズンでの対戦は3月の2試合のみ。横浜ビー・コルセアーズは『神奈川ダービー』初勝利を目指したいところだ。

『愛知ダービー』はアリーナ史上最多の来場者数を集める人気マッチ!

Bリーグ(B1)のダービーマッチは愛知県にも存在する。愛知県体育館(名古屋市)を本拠地とする名古屋ダイヤモンドドルフィンズと、豊橋市総合体育館を本拠地とする三遠ネオフェニックスの一戦だ。この試合は『愛知ダービー』と呼ばれ、2016-17シーズンは2試合が行われた。
『7000人満員大作戦』と称して、各試合で先着3000名に限定Tシャツを配布するなどの企画を展開。その成果もあり、2日間合計で8547人(4049人、4498人)を集めることに成功している。この2日目の4498人は豊橋市総合体育館の歴代最高来場者(2017年12月31日時点)にもなっている。

試合はホームで戦った三遠ネオフェニックスが2連勝。ホームアリーナの観客に勝利を届けている。
しかし2017-18シーズンは、12月31日時点で名古屋ダイヤモンドドルフィンズが4連勝。このシーズン残りは、2月の2試合のみとなっている。三遠ネオフェニックスとしては、一矢報いたいところだ。

今回紹介した3つのダービーマッチ以外にも、ダービーマッチが実現する可能性はある。2017-18シーズンは、B2に名古屋市枇杷島スポーツセンター(名古屋市)を本拠地とするFイーグルス名古屋が所属。
Fイーグルス名古屋がB1に昇格すれば、3チームによる三つ巴のダービー待ちが開催されることになるのだ。地域を盛り上げることに一役買うことのできる、新たなダービーマッチが生まれることに期待したい。