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昇格即優勝を狙う、Bリーグ2017-2018シーズン西地区西宮ストークス

2017 11/27 14:40hiiragi
バスケットボールコート
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2016-2017シーズンはB2リーグを制覇してB1リーグに昇格

兵庫県西宮市をホームタウンに持つ西宮ストークスは、Bリーグ初年度となる2016-2017をB2リーグ中地区で戦い、43勝17敗で地区優勝を飾りプレーオフに進出した。B2リーグプレーオフは各地区1位とそれ以外の最高勝率の1チームを加えた4チームのトーナメント戦で争われ、1位と2位はB1リーグに自動昇格、3位チームはB1リーグの下位3位チームと入れ替え戦を行う仕組みになっている。

西宮ストークスは、1回戦を群馬クレインサンダーズと対戦して2連勝で勝ち上がり、決勝では島根スサノオマジックを78対53で破り、B2リーグの優勝とともに、B1リーグ昇格を手に入れた。

2017-2018シーズンは戦力を底上げ西地区優勝を狙う

2017-2018シーズンは、B1リーグ西地区に編成されて戦うことになった。西地区は前年優勝のシーホース三河が中地区に移動になり、前年勝率5割以上のチームが皆無の地区となった。そのため戦力が平均化された地区となり、全チームに優勝の可能性がのこされた。

戦力面では、60試合全てに出場したフォワードのラリー・オーウェンス選手が退団したほかは、主力選手に動きはなく、新戦力として広島ドラゴンフライズからフォワードのコナー・ ラマート選手、ファイティングイーグルス名古屋からポイントガードの大塚勇人選手を獲得して底上げを図った。

西宮ストークス一筋で3Pシュートが得意スモールフォワード谷直樹選手

谷直樹選手は、身長193cm体重80kgのスモールフォワードだ。兵庫県立川西緑台高等学校から甲南大学に進み、2011年当時JBL2部に新規参入した兵庫ストークス(現西宮ストークス)に入団した。B2リーグで戦った2016-2017シーズンは、60試合全てにスターティングで起用され、平均13.4得点を挙げている。
そして1戦先勝方式のB2リーグ優勝戦では、3Pシュート2本を含むチーム最多の19得点を挙げ、優勝に導いた。

2017-2018シーズンでも、9節終了時点で17試合全てにスターティングで出場して平均9.9得点を挙げている。得意だという3Pシュートの成功率34.4%がもう少し上がれば、得点も伸びるのではないか。

自分のプレーを思い出してほしいポイントガード大塚勇人選手

大塚勇人選手は身長173cm、体重69kgのポイントガードだ。埼玉県から福岡大学附属大濠高等学校に進み、早稲田大学を卒業して2013年からファイティングイーグルス名古屋の前身豊田通商に所属、2016-2017シーズンはファイティングイーグルス名古屋のポイントガードとして活躍した。ファイティングイーグルス名古屋では、48試合に出場して平均7.7得点に4.5アシストを記録している。

2017年西宮ストークスに移籍。2017-2018シーズンでは9節を終わって16試合中12試合にスターティング出場はしているものの、平均3.4得点、2.1アシストと元気がない。昨季までのライバルチームで気兼ねがあるのかもしれないが、自分のプレーを貫いてほしい。

サラリーマンからカムバック、パワーフォワード谷口淳選手

谷口淳選手は身長192cm、体重86kgのパワーフォワードだ。大阪市立桜宮高等学校から同志社大学に進み、2016年西宮ストークスに入団した。
同志社大学は、インターカレッジでは1回戦敗退が多くそれほど強い大学ではない。谷口選手もプロになるとは思っていなかったようで、大学を卒業するとバスケットとは関係ない会社に就職している。

しかしバスケットへの思いは強く、1年後話をもらった西宮ストークスに入団した。2016-2017シーズンにはスターティング30試合を含む57試合に出場して、平均3.8得点と3.8リバウンドの成績を残した。
2017-2018シーズンでは9節終了時点で17試合全てにスターティングで起用され、3.2得点と2.6リバウンドの成績を残している。残留の主力選手と新規加入組が噛み合って本来の実力を出せば、優勝の可能性も残されている。